BTC価格7%回復、ビットコインの下落はこれからも続く!?

ショートポジションの嵐が一層強まり、昨年末とは対照的な動きを見せている、今年年末ビットコイン市場。

そんな中、一般的に底値と見られている3000ドルまで一度に急落することなく、BTC価格が3210ドルから3433ドルまで回復した。

年末ビットコイン市場、ショートポジション数は「過去最多」

今回の短期的な市場の動きに関して、多くのトレーダーは過去2週間に渡って強いサポートとなっていた3000ドルから3300ドル付近でビットコインが反発することを予想していた。

「Collin Crypto (コリン・クリプト)」というハンドルネームで知られているトレーダー兼ベンチャーキャピタル投資家によると、世界最大級のクリプト取引プラットフォームの1つであるBitfinex (ビットフィネックス)では過去最多のショートポジションの数が確認されているという。

この事実を踏まえると、現段階で底値が付けられたとは判断することが難しく、BTC取引量が継続して増加しない場合は3000ドルに近い価格帯で更なる大きな下落が起きる可能性がある、とコリン・クリプトは見ているようだ。

また、市場アナリストであるDavid Puell (デイビット・プエル)氏によると、BTC市場が安定した場合、短期的な底値やトレンドの変化はここ数日間で確認できるという。

「(ビットコインが)蓄積されている徴候が見られる。結果にマッチしないような努力は、短期的な反転のサインだ」

しかし、BTC価格が主要レジスタンスを上回る3700ドルを超えるまでは、中期的な上昇が開始されるための「適切な底値が確立された」と判断できないようだ。

BTC価格がどこまで上がるかということが議論されていた昨年とは異なり、「底値はどこだ」というアナリスト達による価格予想が注目されている中、直近の市場の動きに注目が集まる。

原典:Bitcoin Avoids Large Drop Below $3,000 With 7% Recovery, Trend Reversal?

ここまでの内容と考察

ビットコインの価格が短期的に約7%ほど上昇しているという、今回のニュース。

直近のビットコイン価格の「底値」に関して、以下のような見解がアナリストや専門家によって述べられています。

0ドル:米経済教授、ビットコインは「死のスパイラルに突入」

1500ドル:Bloombergアナリスト、BTC価格は「1500ドル」へ向かう

3000ドル:Morgan Creek社ポンプリアーノ氏、BTC価格の底値は「3000ドルあたり」

トレーダーとしてはショートポジションを持てる場面がいくつかあったここ数週間ですが、仮想通貨プロジェクトの多くはリストラや従業員解雇などを行いこの弱気市場をなんとか乗り越えようとしている、現在のクリプト市場。

事が簡単に進まない状態に追い込まれながらも、何かいいアイデアやビジネス戦略を各プロジェクトが生み出せるといいですね。

今後も直近のビットコイン市場の動きに注目していきましょう!