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下剋上の始まり!?バイナンスがOKExに取引量を抜かされる
- 2018/11/12
- 仮想通貨の最新ニュース
競争率の激しい仮想通貨取引所市場で、「思いがけない」ようなニュースが舞い込んだ。
仮想通貨大手取引所Binance(バイナンス)の24時間取引量が、OKEx(オーケックス)取引所に抜かされた。
バイナンス危うし!?取引量50%以上減
仮想通貨銘柄の多さ、手数料の安さ、またユーザビリティの高さから世界No.1の取引所として、多くのユーザーから支持されている、バイナンス。
先月には、約10億ドル(約1100億円)程の取引を1日に処理していたと報告する同取引所だが、最近ではそれが50%以上減少し、5億4900万ドル(約560億円)にまで落ち込んでいるようだ。
これにより、取引量で全体第2位だったオーケックスが24時間取引量でバイナンスを抜き、ついに「取引所キング」の座についた。
バイナンスの取引量が減少している背景として、アジア諸国に拠点を置く取引所の取引量が増加している一方で、欧米諸国の取引所ではそれが減少しているという傾向が挙げられる。
例えば、ZB.comやDigiFinexなどの中国を拠点とする取引所は急成長を遂げており、 前者は23.14%、後者は37.36%程取引量が増加している。
一方、前述にもあったように、欧米ユーザーが多いバイナンスでは取引量が半減しており、米取引所コインベースに限ってはそれが83%落ち込むという大打撃を受けている。
ビジネスは健全、予想年間収益は1100億円!
取引量の半減が報告される中、バイナンスの財務状況が悪化しているとは言い切れない。
同取引所の今年度の収益は、約10億ドル(約1100億円)に上ると予想されており、この数字はコインベースが見込んでいる4.6億ドル(約510億円)を遥かに上回る。
これに対して、バイナンスCEOであるChangpeng zhao(チャンペン・ツァオ)氏は、数年前と比較して「膨大な取引」を処理していると強調し、
「まだOK。 我々は収益を上げている…非常に健全なビジネスだ。」
とコメントした。
最近では、積極的にチャリティーを行ったり、ブロックチェーン技術や仮想通貨に関するリサーチ部門を設立したことで、業界に出回る情報を向上させることに努めるバイナンス。
クリプト市場へ多大な貢献をする同取引所が、王座に返り咲くことはそう難しくはないだろう。
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ここまでの内容と考察
バイナンスの24時間取引量が50%以上落ち込み、OKEx取引所に取引量ランキングで1位の座を奪われたという、今回のニュース。
ユーザー数が香港の全人口よりも多いと言われるほど成長した同取引所ですが、少なからず弱気市場の影響を受けているようですね。
ちなみにですが、バイナンスCEOは同取引所の認知度の高まりをアピールするように、以下のようなツイートをしていました。
Epic pic.twitter.com/o7QZuG9hs5
— CZ Binance (@cz_binance) 2018年11月8日
「エピック(やばい)!」
バイナンスチャリティーを始め、クリプト業界を牽引して盛り上げていくようなバイナンスですが、果たして取引量第1位の座を奪還できるでしょうか。
規制の厳しい米国や日本における同取引所の将来的な活動にも注目ですね。
今後も世界No.1取引所バイナンスの動向を追っていきましょう!
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