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Zaif事件に新展開!流失したモナコインのIPアドレスを発見か
- 2018/11/6
- 仮想通貨の最新ニュース
約70億円相当のハッキング被害を受け、異例の事業売却を実施した仮想通貨取引所、Zaif。
大騒動を引き起こした同事件だが、ここに来て新たな展開が露わとなってきている。
ついに問題究明?流失通貨のIPアドレス発覚か
上述の通り、この度Zaifが記録したハッキング事件に、新たな展開があった。
IT企業のJapan Digital Design(JDD)の発表によれば、同社がサイバーセキュリティの専門家らとともにZaifから流出したモナコインのトランザクションを監視し、IPアドレス等の発信元の情報を関係当局に情報提供したのだという。
その情報によれば、同IPアドレスはいずれも欧州のサーバー貸出業者からのものであったとの事だ。
過去にもJDDは9月23・24日にセキュリティ専門家の杉浦氏らと共に、Zaifから流出した仮想通貨を追跡するハッカソンを実施するなど、積極的な問題解決に尽力。
これまでに流出したモナコインのトランザクションを追跡するための仕組みづくりを行い、ネットワーク上に大量のノードを設置し、集約したIPアドレス等の情報を記録・分析していた。
なお、欧州サーバーの詳細内訳は、発覚した全5件中フランスからのものが4件、ドイツからのものが1件であったという。
先月末には、正式な事業譲渡の日取りを11月22日に決定するなど、様々な動きの中で揺れるZaif事件。
全てが完全解決するには、もう少し時間がかかりそうだ。
ここまでの内容と考察
世間を震撼させたZaif事件で流失した仮想通貨モナコインのIPアドレスが、欧州のサーバーから発見されたという、今回のニュース。
過去にも似たようなケースでいえば、これまた大手取引所のコインチェックにてハッキングが発生した際も、有志のホワイトハッカーが資金の追跡を行った事が話題となりました。
結局その際は犯人の逃げ切り、泣き寝入りの形となってしまいましたが、それだけに今回の犯人追求には大きな期待がかかっている事でしょう。
素晴らしい。この手法はこの種の分散システムではほかにも色々試せるはず。トラストアンカーがない状態だとこういう「裏切り者」の排除は難しいからね。 / “Zaif流出で使われたIPアドレス、ネット有志が特定:朝日新聞デジタル” https://t.co/gh3hRion2g
— 上原 哲太郎/Tetsu. Uehara (@tetsutalow) 2018年11月5日
凄い。Monacoindを情報収集用に独自に改修して、222台のノードを建てて記録・分析してたのか。で、10月20日にZaifから盗んだ犯人がモナコインを動かしたら検知されて、IPアドレスも割れた、と / “仮想通貨…” https://t.co/7fCaVVQTWX #仮想通貨
— 単眼愛(モノアイ) (@mono_i_love) 2018年11月5日
既に世間でも今回の事実は話題となっていますが、果たして今後事件はどのような展開を迎えるのでしょうか。
完全究明に向けて動く操作部隊の動向、ひいては仮想通貨市場全体の変遷に、より注目していきたいですね!
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