XRP(リップル)急落、原因はSwell2018の不発か

人気通貨XRPの値上がりに、黄色信号が点滅中だ。

9月中旬に100%を超える高騰を記録した同通貨は、ここに来て思わぬ価格の伸び悩みに煩わされている。

下落原因はSwell 2018?大イベント終了後のチャートが示す結果とは

直近一週間のXRPが見せている値動きは、以下の通りだ。

ripple-1week

上述のとおり、9月中旬時点の同通貨は、その後期待される様々な良シナリオが上手く働き、投資家たちに「買い支えられる」状況が続いていた。

しかし今回、その中でも特に世間の注目を集めていた2日間に及ぶ一大イベント、「Swell 2018」が閉幕した事で、一気にXRPが売りに出されたのではないかと言われ始めている。

実際、上記画像を見れば分かる通り、同イベントが終了した翌日(10月3日)の早朝時点から、同通貨は急激な下落を記録。

これは同イベント内で発表された内容の中に、期待されていたオリジナル製品「Xrapid」の商用化というポジティブなニュース以外に、特段有益な情報が無かったことに起因するのではないかと推測されている。

Swell 2018が開催される前日も、10%を超える急騰が記録されるほどであっただけに、期待値に対して実益が少なかったという投資家の所感が、そのまま相場に反映された格好と見てもいいだろう。

10月5日現在、急落から徐々に回復を見せ始めているXRP。

好材料も未だ残されているだけに、今後の更なる市場でのパフォーマンス発揮に、世間からの期待と注目が寄せられる。

原典:Ripple (XRP) Has Dropped 13% During Swell — Where Did It Go Wrong?

ここまでの内容と考察

根強い人気を誇る仮想通貨XRPが、ほんのわずか前の高騰劇から一転、継続的な価格下落を記録しているという、今回のニュース。

直接的な要因として挙げられているSwell 2018では、ビル・クリントン元米大統領が分散型技術の重要性を説くなど、ひとしきりの盛り上がりを見せていました。

ただ、同イベントがそれまで積み重ねた期待値に鑑みると、少々物足りない内容であったのかもしれません。一時的な下落を見るにつけても、その評価は一目瞭然でしょう。

しかし、世間からは意外にも楽観的な声が多く聞こえてきています。

様々な見解が飛び交う現況において、XRPは今後どのような値動きを見せてくれるのでしょうか。

同通貨のこれから、ひいては仮想通貨市場全体の動向から、ますます目が離せません!