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フェイクニュース?SWIFTとRippleの提携説は破談に
- 2018/11/10
- 仮想通貨の最新ニュース
世界各国の銀行間を繋ぐネットワークを提供する、ベルギーに本拠地を構える株式会社、国際銀行間通信協会(通称:SWIFT)。
最近ではブロックチェーン関連事業への参入も話題となっている同企業はこの度、広範で囁かれていたとある噂について、正式に否定する声明を発表した。
事実無根?Ripple社との提携説はいかに
上述の通り、グローバル決済ネットワークを提供するSWIFT社は、同プラットフォームが大手仮想通貨企業Ripple社製のソフトウェアと統合するという噂を完全に否定した。
そもそもの背景として、Ripple社が現在最も注力する商品である「Xrapid」を、SWIFTプラットフォームがアップグレードの際に採択(統合)するのではないかという推測が立っていた。
より新しくグローバルな決済プラットフォーム構築を目指す両社にとって、上記の提携は完全に利害が一致するとして、世間で大きな期待感が募っていたというわけだ。
加えて、先日オーストラリアのシドニーで開催されたSWIFT主催イベント「Sibos」にRipple社が参加していたという事実も、こうした高揚感に拍車をかけていたものと推測されている。
しかし、人々の憶測とは裏腹に、SWIFTの広報担当者は、
「これらの噂がどこからきているのかわからないが、今月に控えているアップグレードはRipple社とは一切関係ない。
今回のアップグレードの主な目的は、全ての支払いを追跡機能等の使用によって、リアルタイムかつ確実に行えるようにする事だ。」
と、一刀両断の答えを明言している。
業界の雄とまで称されるRipple社との未提携が、今後SWIFT社にどのような影響を及ぼすのか。
あるいは今回の決断は、今後の可能性を余したうえでの一時的なものなのか、その答えに世間の注目が集まっている。
原典:Fake News: SWIFT Denies Rumor it Will Join Ripple’s Blockchain Network
ここまでの内容と考察
世界の金融機関(銀行)を繋ぐネットワークを提供する大手企業のSWIFTが、噂されていた仮想通貨企業Rippleとの提携説について、公式に否定したという今回のニュース。
Rippleといえば、本文中にもあったXrapidのみならず、様々な施策をもって独自の「Ripple Network」拡大に努めているのが非常に印象的です。
世界規模で事業展開を狙うのであれば、ぜひとも提携してほしいとの声もありますが、これもSWIFT側の思惑があっての決断なのかもしれません。
サンタルヌーさんのお話。決済で支払われた仮想通貨をそのまま運用するのは法律で禁じられてるの?知らなかった。仮想通貨決済で打ち出せてるのは十分メリットあると思うんだけど。
仮想通貨の決済導入店、店側にはメリットなし? https://t.co/h1Ix0VsCpu— 仮想通貨☆彡億り人養成最新ニュース (@okuribitobitc) 2018年11月9日
30年後に過去の歴史を振り返った時、2010年代は何の時代だったというだろう。
仮想通貨誕生の時代だ。
2050年頃、我々は挨拶するように価値のやり取りをするようになる。例えば身体を24時間365日スキャンし健康管理する。その対価が0.001円単位で流れるように決済される、自動で。寝ている間も。
— クロノスの商人 (@ChronoMerchant) 2018年11月5日
30年後に過去の歴史を振り返った時、2010年代は何の時代だったというだろう。
仮想通貨誕生の時代だ。
2050年頃、我々は挨拶するように価値のやり取りをするようになる。例えば身体を24時間365日スキャンし健康管理する。その対価が0.001円単位で流れるように決済される、自動で。寝ている間も。
— クロノスの商人 (@ChronoMerchant) 2018年11月5日
決済領域に関して、世間では様々な意見が出てきていますが、いずれも共通するのは、今以上の利便性を求めているということ。
今後、こうした声を上手く汲み取り、ワールドワイドに活躍する企業は出てくるのでしょうか。
ますます活気付く仮想通貨市場全体の動向、特にその中でもこうした「決済分野」に関して、これからより注目していきたいところですね!
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