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相関性なし?株式相場暴落が仮想通貨市場に与える影響はいかに
- 2018/10/27
- 仮想通貨の最新ニュース
ここ最近、世界経済は大きな変動を見せ、相場は大暴落を記録している。
多くの投資家が嘆き姿を見せる中で、新興の仮想通貨市場は意外にも、その煽りをほとんど受けていない。
実経済の傾きが仮想通貨市場にもたらす影響は、実は極小であったという事なのだろうか?
仮想通貨市場はノーダメージ?景気の煽りを受けにくい通貨の特質とは
そもそも今回株式市場が暴落した理由として最も有力とされているのは、中国との関係悪化を恐れた米国の株が急速に下がっている事に起因する。
世界的に見ても両国の微妙な関係性には注目が集まっており、それに連動した株価の動きに投資家が一喜一憂する構図が続いている。
こうした風潮は仮想通貨市場にも流れ込み、低迷の大きな原因になるのではないかと危惧する声も挙がり始めていたが、ここに来て反論する意見も出現してきた。
その中で最も多い声としては、仮想通貨市場と株式市場の価格変動要因は根本的に異なるものであるというものだ。
実際、ビットコインを含む仮想通貨の価値は、金やその他貴金属と同じように、その市場内での需給に拠るところが大きい。
つまり、株式市場のように世界経済・情勢といった外部環境に左右されにくいのではないかという論理だ。
確かにこの理論に当てはめて考えれば、仮想通貨市場がダイレクトに被害を被るリスクは非常に低いと言えるだろう。
しかしながら、株式など既存の金融商品に現在進行形で投資を行っている投資家が、リスクヘッジのために仮想通貨を利用する場合においては、その限りではない。
株式市場から仮想通貨市場に危険な資金が流入してくる可能性も視野に入れれば、決して手放しで能天気に投資を行う事はできないのではないかとの指摘もある。
直接的・間接的に問わず、その影響力は波及するのではないかと考察されている、今回の株式市場の暴落。
果たして今後、仮想通貨市場はどのような景気曲線を描き、投資家たちへのパフォーマンスを発揮するのだろうか。
原典:Stock Market Plunges But Has No Impact on Crypto: No Correlation?
ここまでの内容と考察
昨今の株式市場暴落は、仮想通貨市場にほとんど影響を及ぼさないのではないかという意見が出始めているという、今回のニュース。
本文中にもある通り、実際の相場が指し示す通り、今のところ意外過ぎるほどに仮想通貨市場は最小限の被害しか受けていません。
しかし、やはり今後の悪いシナリオ・リスク等に鑑みると、それも絶対的なものでない事は確かでしょう。
あ、私、気付いてしまったかも知れない…
株価が下がる⤵️
↓
株式市場から資金が抜ける
↓
仮想通貨が再脚光
↓
年末に向けてXRP高値チャレンジ(もちろん取引所もウハウハ🎶)
— セクスィー平社員 (@sexy_officer44) 2018年10月26日
BTCUSD/1d/Bitstamp
何も起こらずに横抜けしました。株式市場の不安定な動きにつられて仮想通貨市場も大きく動くかと思いましたが、値動き・出来高ともに無風状態。参加者が減少していることをヒシヒシと感じます。もしCCが再開しても状況はあまり変わりそうにないですね。 pic.twitter.com/tLuReKYRCR
— たれぶ (@tarevous) 2018年10月26日
以下は、9月上旬から現在までの日経平均のチャート。
基本的にボラティリティの大きさは
仮想通貨市場 > 株式市場だけれど、最近は
株式市場 >仮想通貨市場
になってる。最近の株式市場、まるでジェットコースター状態。11月上旬までは荒れそうだが、この流れ、もしや三段下げもあり得る? pic.twitter.com/IuNJ5d4fyl
— うみのそら@仮想通貨積立投資 (@crypto_2060) 2018年10月25日
値動きに大注目しているユーザー(投資家)も多くいる現況から、果たして仮想通貨市場はどのような変遷を見せるのでしょうか。
同業界全体の未来、ひいてはそれに伴うユーザー動向から、ますます目が離せませんね!
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