ナイジェリア連邦銀行、クリプトユーザーのアカウントを監視!?

「自分のお金は自分が好きなように使える」、というわけにもいかないようだ。

ナイジェリアで6番目に大きなナイジェリア連邦銀行が、仮想通貨取引に関連する全てのアカウントを監視し、将来的に制限の対象とする可能性があると顧客へ通知した。

典型的な銀行の問題!?顧客のアカウントを制限&閉鎖

「ナイジェリア中央銀行は、仮想通貨が法定通貨ではなく、それを使用する取引について警告している。そのため、連邦銀行は顧客の資金の安全性を保証するために、仮想通貨取引で使用されているアカウントを監視し、そのようなアカウントの閉鎖を含む制限を課す可能性がある。顧客の愛顧に感謝しながら、利益を最大限に保護でき、資金の安全を保証するような、より簡単でスマートなバンキングサービスを提供することを約束する。」

上述のように通知したのは、100年以上の歴史を持ち、アフリカで14番目の規模を誇る、ナイジェリア連邦銀行。

同国の法定通貨「ナイラ」がここ数年で85%以上下落していることもあり、規制の曖昧さにもかかわらず国内で一定した需要があったクリプト取引を、顧客保護のために「制限する」という。

今回の発表は、来年のナイジェリア大統領選挙における、主要野党候補者が約束した「仮想通の規制枠組みの確立への取り組み」が話題になった後に出されたようだ。

民主党大統領候補であるAtiku Abubakar (アティク・アブバカ)氏は、仮に同氏が2019年に大統領に就任した場合、包括的な仮想通貨とブロックチェーンに関する規制が政府の重要な政策焦点になるだろう、とを数日前に公言しているという。

銀行が仮想通貨の普及を妨げるような動きを見せる中、ナイジェリアにおける仮想通貨の将来的な規制の方針に注目が集まる。

原典:Backlash as Nigerian Bank Threatens to Restrict Crypto-Related Accounts

ここまでの内容と考察

ナイジェリアの銀行が、仮想通貨取引を行う銀行口座を監視を開始し、制限を検討しているという、今回のニュース。

クリプトを手にするための「入り口」が、銀行によって塞がれる可能性があるようですね。

今回の発表に対して、ナイジェリア国民はツイッター上で連邦銀行を「大バッシング」しています。

「もうこの銀行の顧客にはならない。働いて稼いだ金の使い方を(銀行へ)懇願するような時間はない。」

(覚えている方も多いかもしれませんが、)今回の報道は、今年の初めにクレジットカード会社が仮想通貨の購入を禁止し始めたのを思い出させますね。

仮想通貨をどうやったらより多くの人の手へ届けることが出来るでしょうか。

ナイジェリア政府による仮想通貨規制の動きに注目ですね。

今後も仮想通貨と従来の銀行の取り組みに注目していきましょう!