環境へ配慮!仮想通貨マイニングで「再生可能エネルギー」の利用急増

環境へ配慮!仮想通貨マイニングで「再生可能エネルギー」の利用急増

仮想通貨市場において、環境配慮を十分に行うケースが急増しているようだ。

仮想通貨を巡っては昨今様々な問題が発生しているが、その中でも特に注目すべきは、仮想通貨の発掘(マイニング)時における問題だ。

もともとマイニングは、大量の電力を使用して行うものであった為、実行する企業に多額の電気代がコストとして発生していた。

当然マイニングの成功・失敗に関わらずこのコストはかかるため、市場全体の電気消費量は尋常ではないほどに多く、環境への負担も増す一方であった。

そこで最近では、単純な電力を使用せず、いわゆる「再生可能エネルギー」を利用するケースが急増しているというのだ。

国際再生可能エネルギー機関が今月に入ってからまとめたとある統計では、昨年末の再生可能エネルギー発電量は、16年比で約8%も伸びたという。

この急増ぶりこそまさに、仮想通貨のマイニングにおいて、再生可能エネルギーが頻繁に利用され始めた事を如実に表している。

今後も環境へ配慮したこうしたマイニング方式はますます主流になると考えられ、一気に世界的なトレンドとなる可能性も十分にある。

 
続々とマイニングへ参戦する企業群
 

そもそもマイニングは儲かるのか?という話についてだが、結論ある程度の規模感を誇る企業であれば、やり方さえ間違えなければまだまだ儲けられると言える。

例えば国内大手IT企業のGMOインターネットは、北欧の国でマイニングを行なっており、事業が本格スタートしてからわずか数ヶ月で黒字を計上した。

その他、同様にIT業界からDMM.com、金融業界からはSBIホールディングスなど、GMOの実績をベンチマークに競合する企業も多い。

これら企業に共通するのは、いずれも大手であるという事、そして何より各々ベストな環境でマイニングを行なっているという事だ。

例えば日本国内ではどうしても電気代も高い上、再生可能エネルギーの恩恵を十分に受けるだけの環境が整っていないと判断したGMOは、前述の通り外国(北欧)でマイニングを行なっている。

しかし一方でDMMは、広大な土地を活かした再生可能エネルギーを利用すべく、同社発祥の地である石川県に国内最大規模のマイニング施設を開業した。

このように、マイニングには初期投資額とマイニングを行う環境が結果を大きく左右する。

それだけに、今回のような「環境」面でのシフトは、各企業にとって大きなテーマの一つになりうるというわけだ。

今後ますます加速する、環境へ配慮したマイニング事業。

上述した企業以外にも、これからマイニング事業へ参入する企業はいるのか。

仮想通貨市場全体の動向と共に、マイニング事業の拡大・縮小の動向にも注目が集まる。

ここまでの内容と考察

仮想通貨のマイニングの方式が、より環境に配慮したものへとシフトしてきているという今回のニュース。

確かにマイニングを巡っては、多額の電気代がかかる事がネックとなっていたので、今回話題となっている再生可能エネルギー等へのシフトは喜ばしい事ですよね。

今後ますます悪化するといわれる世界の環境を考慮すると、よりクリーンな仮想通貨市場を目指し、今回のような動きはより奨励されるべきと言えるでしょう。

時代の流れに沿った、新たな形のマイニング事業、ひいては仮想通貨市場の形成に期待を寄せていきましょう!