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攻め続けるマイニング王者、Bitmain社が最新ASICチップをリリース!
- 2018/9/22
- 仮想通貨の最新ニュース
中国マイニング大手Bitmain(ビットメイン)社が最新マイニングチップを発表した。
ASIC市場の70%以上を独占する同社がさらに競合企業を突き離す。
IPOを先駆け好材料を用意か
ビットメイン社が、ビットコインやビットコインキャッシュを始めとする仮想通貨で活用されているSHA256アルゴリズム専用の7nm-ASICマイニングチップ「BM1391」を発表した。
Excellent Moment pic.twitter.com/coEDjKWfPi
— AntPool (@AntPoolofficial) 2018年9月21日
7nmの半導体は20億個のトランジスタを内蔵しており、多くのデバイスでより複雑な計算を実行可能。
そのため、7nmチップはコンピュータ業界全体を4倍効率化させるだろうと期待されている。
そんな注目度の高い半導体を採用したマイニングチップは、日本大手IT企業GMOが今年6月に発表し、世界初の試みとして称賛された。
しかし、今回ビットメイン社が発表したマイニングマシンは、GMOの製品を遥かに上回るという。
同社CEOであるJihan Wu(ジーハン・ウー)氏によると、GMOマイニンングマシンのエネルギー消費率が81W / THに対して、BM1391は42W / THと遥かに効率が良い。
また、今回の発表は競合会社Bitfury(ビットフューリー)社が新しいASICチップを発表したわずか2日後に行われた。
ビットフューリー社が開発した14nm-マイニングチップ「Bitfury Clarke (ビットフューリークラーク)」はBM1391と同じく、55mW / GHの電力効率で120GH / sのハッシュレートを達成する。
競合企業が続々と性能の高いマイニングマシンを発表する中、Wu氏は自社開発した今回のマイニングチップに大きな期待を膨らましているようだ。
「将来的に誰かが性能が高いチップを作ったとしても、私たちはそれを越すチップを作るだろう。 ビットメインは世界で最高のASICを開発し続ける。」
と今後の仮想通貨マイニング市場におけるビットメイン社の抱負を強く語った。
IPOに先駆けて業界の地位を失う危険性があると噂されていた同社だが、BM1391は同社の研究開発部門の「強み」を反映し、同社の市場シェアをさらに強化するだろうと見られている。
原典: Bitcoin Mining Giant Bitmain Unveils ‘Next-Generation’ 7nm Chip
ここまでの内容と考察
ASIC市場を独占しているビットメイン社が最新マイニングチップを発表したという、今回のニュース。
競合企業の数が増加傾向にある中、今回の製品は同社にさらなるブーストを与えるかもしれませんね。
ちなみにですが、こちらが2013年にリリースされた同社のマイニングマシン。
AntMiner S1 photo pic.twitter.com/Foh6cdIAmv
— BITMAIN [Not giving away ETH] (@BITMAINtech) 2013年11月23日
これと比べると、現在の製品は性能も見かけも全然違いますね。
It’s so tiny! 🤓 #z9mini #antminerz9 #Zcash @BITMAINtech pic.twitter.com/Gyg7fTlEGC
— Bruce Weeks (@Rbweeksatl) 2018年6月1日
また、数年前までは14nm-10nmが主流だったの対し、現在は7nmとテクノロジーの大きな進歩が伺えます。
今後も仮想通貨業界を代表するような企業であるビットメイン社の動向に注目していきたいですね。