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「ビットコインに将来はない」元NSAの内部告発者が語る匿名通貨の将来性
- 2018/3/24
- ビットコインについて, 仮想通貨の最新ニュース
米国国家安全保障局(NSA)の内部告発者であるEdward Snowden(エドワード・スノーデン)氏によると、ビットコインに将来性ではなくプライバシー機能に長けた匿名通貨の将来性に期待がもてるそうだ。
NSAの監視プログラムを暴くなど世界中の政府の違法・違憲な情報収集行為に立ち向かうプライバシー擁護者のSnowden氏。
その貢献がノルウェーの環境大臣に認められ、「ノーベル平和賞候補」に推薦されたこともある。
そんなシステム分析や個人情報処理のエキスパートであるSnowden氏によると、ビットコインの一番の問題は拡張性や送金時間・手数料ではなく、プライバシーが欠如しているということだそうだ。
「送金スピードがよくビットコインの中心的な欠陥とされているが、 長い目で見ても一番問題なことは、公的台帳技術を使うというビットコインの構造的問題。」
公的台帳技術では、誰もが取引履歴を閲覧できるため、個人情報が困難で、それを悪用する企業や団体が出没することが危惧されるという。
「このような仕組みは永続的に機能しない。誰でもビットコインを使う人全員の取引履歴を簡単に閲覧できることは好ましくない。また、法定通貨にはない仮想通貨独特のファンジビリティー(代替可能性)の問題もある。そういった点を踏まえると、ビットコインは長く続かないだろう」
また、Snowden氏はNSAが2013年からBTCユーザーの取引を監視していることにも言及し、次のように続けた。
「Bitcoinは仮想通貨として重要な役割を果たしており、今後も価値はあるだろう。しかし、開発チームや彼らの進行を考えると現状を改善しない限り、今後は仮想通貨業界で競争できないだろう」
ビットコインに懐疑的なSnowden氏だが、ジー・キャッシュのようなプライバシー保護に長けているの匿名通貨には関心があるそうだ。
「私にとって興味深い仮想通貨は、Zcashなどの匿名通貨。特にZcashはプライバシー保護の機能がとても独特。その技術を応用するを前向きに検討しているプロジェクトも増加している」
Snowden氏によると、Moneroのような他の匿名通貨がテストを重ねている中、学会からの暗号学者によって開発されたZcashは特に「信用できる」という。
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