SONY、米国でブロックチェーンの特許2つを出願

8月2日、日本の巨大IT企業SONY(ソニー)が米国特許商標庁(USPTO)に、ブロックチェーンに基づくハードウェアの特許を2つ出願した。

2つの特許の主な内容は、「ブロックチェーンの仕組み」を促進させるハードウェアについてのようだ。

「ブロックチェーンの仕組み」とは分散型台帳を指すようだが、それを促進させるとはいったいどういうことなのだろうか。

それぞれの特許の内容を見ていこう。

1つ目の特許は、「分散型台帳を維持するための電子ノードと方法」と題された特許。

この特許には、ブロックチェーンに基づいた電子ノード(ブロック)の維持に、1つのデバイスが担う方法が記されている。

要は、複数ないし少なくとも1つのブロックをデバイスが担うということだ。

2つ目の特許の題は「デバイスとシステム」。

これは、複数あるいは1つの仮想ノードを分散型台帳に組み込むことで、ブロックチェーンを維持する方法を提案している。

つまり、組み込むことにより、デバイスの数が少ない場合でもブロックチェーンの堅牢性を確保することができるようだ。

たとえば、複数のデバイスがダウンした場合でも、仮想ノードが機能することによりブロックチェーンの堅牢性は維持できるという。

これら2つの特許を通し、ソニーはブロックチェーンの技術を補う新しいシステムを普及させ、ブロックチェーンハードウェア構造の改革を行っていくようだ。

原典:「Japan’s Tech Giant Sony Offers Solutions for Boosting Blockchain Hardware in Two Patents

ここまでの内容と考察

日本の巨大老舗企業SONY(ソニー)は、米国でブロックチェーンに基づいたハードウェアの特許を2つ申請しました。

本文にもあるように、この2つの特許はブロックチェーンの仕組みをより盤石にさせる内容です。

ブロックチェーン上のブロックとしてデバイスの1つを担わせる方法や、仮想ノードをブロックチェーン上に組み込みその堅牢性を維持させるなど、どれも革新的なものばかりですね。

今後のブロックチェーン技術の発展に注目しましょう。