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SBI北尾氏が語る、仮想通貨業者による自主規制の必要性
- 2018/9/26
- 仮想通貨の最新ニュース
日本の金融機関を代表するSBIグループホールディングスの代表取締役である北尾吉孝氏が、先日から開催中の一大イベント「FINSUM(フィンサム)」の場で、仮想通貨取引所Zaif(ザイフ)におけるハッキング事件について改めて言及した。
同氏は発言の中で度々、仮想通貨事業者による「自主規制の必要性」を強く訴えている。
SBI代表、Zaifハッキング事件に物申す
「業界として1つにまとまり、厳格なルール・自主規制を当局に制定してもらう必要がある」
このように語るのは、SBIグループホールディングス社長、北尾氏。
「今回もまた痛ましい事件が起こり、仮想通貨に眉をひそめる投資家も増えてきている」
と、顕在化する懸念を明らかにした。
実際の(自主)規制を管轄する、日本仮想通貨交換業協会は現在、金融庁に自主規制団体設立の申請をしている最中だ。
こうした危機的状況に鑑みて同氏は、「業界はまだまだ不安定であり、特に安全面で問題があるところが多い」とも指摘している。
そこでこの度、SBIは投資先企業と連携し、セキュリティ技術開発に力を入れる方針も同時に表明。これら諸問題に対し、前向きに対処する姿勢を示した。
その先駆けとして先月(8月)には新たに、韓国の仮想通貨業者と合同で、新会社を設立。
「投機目的の個人だけではなく、資金を運用する機関投資家が参戦する仕組みが重要」という持論に沿う形で、具体的なアクションに落とし込んだ。
今後はイーサリアムの導入も
北尾氏は、取引所「VCTRADE」を運営する子会社(SBIバーチャル・カレンシーズ)の今後のビジネス展開についても触れている。
具体的に今年12月には、仮想通貨入出金の受付、イーサリアムの取り扱いを開始する予定で、来年3月には相対取引・レバレッジ取引の開始も画策中だという。
加えて、新企業の創設等にも視野を広げ、現在米国仮想通貨企業との間でも、合弁会社設立を協議中だ。
ブロックチェーン技術を用いた金融サービス事業拡大についても、今後随時見込んでいく予定だという。
先人達の過去の失敗等を活かし、より良い活路を見出す北尾氏の挑戦は、今始まったばかりだ。
ここまでの内容と考察
国内大手仮想通貨取引所を運営するSBI社を運営する北尾社長がこの度、フィンテック系イベント「FINSUM」の舞台で仮想通貨市場の現況について言及し、「自主規制」の必要性を訴求したという、今回のニュース。
最近の仮想通貨市場においては、やはり何かと「規制」が話題となっていますが、実際のユーザー間では、規制に対する考えに賛否両論あるようです。
自主規制を巡っては、日本仮想通貨交換業者は8月に金融庁に自主規制団体としての申請をしており、当局の認定を待っている状況だ。
…役所が遅いのはよーく知ってるが、自主規制団体の認定云々だけでなく、coincheckの件も呆れるほど遅い。どうなってるんでしょ。 $BTC $XRPhttps://t.co/qD80ygP30c
— 物乞いLennon (@cryptolenon) September 25, 2018
仮想通貨の自主規制団体を
つくるとどうなるのか
調べないとだな〜文字の雰囲気だと
内内で進められるような
規制という名の組合みたいで
ネガティブな印象をうけとる— ソラナル (@soranaru_2020) September 25, 2018
自主規制ではなく,金融庁の規制が必然ですね…😴
こんな状態では仮想通貨の信頼性は上がらない😂🌐🗺 https://t.co/GU0WH4QVn6— Nyarlathotep (@Nyarlathotep_xy) September 25, 2018
現状、一進一退が続く仮想通貨市場は、今後どのような展開を見せるのでしょうか。
SBI北尾氏の発言はもちろん、現況を取り巻く様々な環境等の変遷にも、今後さらに注目していきましょう!