サウジアラビアで新たな法案、仮想通貨取引所は違法に?

先日12日、サウジアラビアの規制当局は仮想通貨取引を法的に違法にすると発表した。

この政令の禁止順守を監督する「常任委員会」は、サウジアラビア資本市場庁(CMA)を中心として、内務省、情報省、貿易投資省、通貨機構から構成される。

そんなサウジアラビアの常任委員会によると、仮想通貨取引は政府管轄外にあり、高いボラティリティや潜在的なスキャムが多発。

それによってトレーダーに高いリスクと悪い結果が考えれるためだと説明している。

一方実際に取引をした際の罰則や罰金については具体的に決められておらず、今後詳細を決定していくという。

ちなみにサウジアラビア通貨機構とリップルは2月に、リップルの国際決済技術を提供することで合意している。

リップルはそれに伴うxCurrentを使ったパイロット事業を立ち上げており、国としては仮想通貨をはじめとするブロックチェーン技術をシステムに取り入れていく姿勢を示している。

原典:「Saudi Regulators Warn Against Trading Cryptocurrencies, Citing ‘High Market Risks’

ここまでの内容と考察

ついにサウジアラビアで仮想通貨の取引自体を法的に違法にすると発表されました。

今まで仮想通貨の取引を国が違法にしたのは韓国や中国だけでしたが、今回サウジアラビアでも違法に。

その背景として、やはり投資家の大きなリスクやマネーロンダリング(資金洗浄)があるようで、依然として仮想通貨の大きな課題となりそうです。

一方、同じ中東に位置するイスラエルは仮想通貨をはじめとするフィンテックを積極的に進めている国。

同じ中東でも仮想通貨に対する認識は少し違うのでしょうか?

今後の仮想通貨市場の動きをチェックしていきましょう!