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自称サトシ・ナカモト、BCHクライエントをついにリリース
- 2018/10/18
- 仮想通貨の最新ニュース
BCHコミュニティ内でネットワーク分裂の緊張感が高まる中、自称サトシ・ナカモトはわが道を進む。
Craig Wright(クレイグ・ライト)氏がCTOを務めるブロックチェーン開発企業nChain(エヌ・チェーン)が、新たなBCHマイニングソフトウェアを本日公開した。
Press release: @BitcoinSVNode Version 0.1 Goes Livehttps://t.co/aaftk5DKfX
— nChain (@nChainGlobal) 2018年10月17日
BCHネットワーク、分裂は避けられないか
今回nChainがリリースしたマイニングソフトウェア「Satoshi vision (サトシ・ビジョン)」は、同開発チームが解釈するビットコインの生みの親「サトシ・ナカモト」のビジョンを実現させることを目指す。
来月15日のビットコイン・キャッシュのハードフォーク時にアクティベートされる同ソフトウェアは、BCHブロックサイズ制限を32MBから128MBに引き上げるなど、プロトコールレベルでのいくつかの変更を実施する予定だ。
これは、同じく来月に行われる、nChainと競合する開発チーム「Bitcoin ABC」が実施する最新アップグレードと意図的に互換性がない。
すなわち、2種類の互換性のないプロトコールの変更が行われる次回のBCHハードフォークでは、BCHネットワークが2つの別々なネットワークに分裂する。
緊張感が高まる今年のビットコイン・キャッシュのハードフォークは、BCHコミュニティへ一体どのような影響を及ぼすのだろうか。
原典:Bitcoin Cash Speeds toward Blockchain Split as SV Client Receives Formal Release
ここまでの内容と考察
自称サトシ・ナカモトによる新たなBCHソフトウェアクライエントが公開されたという、今回のニュース。
かねてより話題となっていた今年のBCHハードフォークですが、それが実施される11月15日まで後一か月を切りました。
そもそもの必要性自体が疑問視されるこのハードフォークを避けることは、絶対に不可能なのでしょうか。
BCHハードフォークを巡って、ツイッター上でも様々な声が挙げられていますね。
シナリオ1
ハッシュ戦争が起こりnChain/Coingeekが負ける。
Bitmainがハッシュ戦争に参加し、他のマイナーも参加
大量のハッシュをBCH(ABC)に割り振る様に仕向ける。
ABC/Bitmainの勝利で終わるがnChain/Coingeekは意図的にこれを引き起こす。彼はABCの仕様は好きでは無いが一番お気に入りのシナリオ— Pluton (@23pluton) 2018年10月15日
nChainのプレゼンで気になった所
2年後Bitcoin(Cash)と(Bitcoin)Coreは半減期を迎え採掘報酬が12.5枚→6.25枚に減る。
その時に問題になるのは採掘業は半分にできず大きな痛手を被る。
なのでその前後で開発者と採掘業があの手この手でBitcoin価格を高く推移するようにするんだけど予測されている価格 pic.twitter.com/s1Dm2xUSeB— べーすけ@訳の分からん場末の分析者 (@SatoshiVisioner) 2018年10月14日
ビットコインキャッシュもハードフォークが控えてるから狙いどこでもあったりなかったりするよな〜(o´艸`)
— kazhirano@暗号通貨 (@2iFW8S6ox8IPKmM) 2018年10月16日
ちなみにですが、BCHハードフォークを推し進める当本人であるライト氏は、
「ABCは終わりだ」
と断言しています。
賛否両論あるようですが、果たしてこのハードフォークはBCHコミュニティへどのような影響をもたらすのでしょうか。
このハードフォークをけん制するような動きにも注目しながら、ビットコイン・キャッシュコミュニティの動向を追っていきたいですね。