NEO3.0はいつ?ホンフェイ氏「2020年までにNo.1ブロックチェーン」へ

トークン価格が2018年1月の最高値161ドルから、現在では9ドル程まで大暴落している、NEO(ネオ)。

しかし、現在の市場価格は必ずしもプロジェクトの進捗を反映しない、という見方もあるようだ。

それというのも、イーサリアムの刺客としてかねてより注目されているNEOは、「NEO3.0」というネットワーク再構築を図る大規模なアップデートを計画している。

また、最近では経験豊富な元マイクロソフト執行役員ジョン・デバドス氏を迎え、米ワシントン州シアトル市にオフィスを構えるなど、新たな市場開拓にも意欲的だという。

そんな弱気市場でも少しずつ盛り上がりを見せているNEOプロジェクトの創設者であるダ・ホンフェイ氏が、NEO3.0や同プロジェクトの近状について言及した。

2020年までにNo.1ブロックチェーンへ

「年の始めか、終わりかなど”2020年”をどのように定義するかにより異なるが、(NEOがNo.1のブロックチェーンになるまで)長くとも2年だろう…No.1ブロックチェーンとは何か?最も高価でも、最大なものでもない。最高のパフォーマンス、多様なエコシステム、およびコンプライアンスに準拠した解決策を提供する、最も”利用可能”なプラットフォームだ。」

このように開発者向けのカンファレンス「DevCon」で語ったのはNEO創設者である、ホンフェイ氏。

出典:Da Hongfei – Interview at NEO DevCon 2019

カルダノやEOSを始めとする大衆向けの分散型プラットフォームが頭角を現し始めている昨今、同氏によるとNEOプラットフォームがそれらを制し、キングの座を獲得するという。

同氏がNEOの将来性に関して強気な発言をするのは、今回が初めてではない。

例えば、同氏は2020年にNEOプラットフォームの取引処理能力が「10万TPS(取引量/秒)」に達する、と1年以上前に発言している。

NEO、ブロックチェーン王者までの道のりは長い?

NEOを業界一のブロックチェーンへと導くアップグレード「NEO3.0」は、コンセンサスアルゴリズムの改善、ネットワークのセキュリティ強化、またガバナンスの最適化などを含めるそうだ。

また、NEOがプラットフォームの全面的な見直しする理由は、シャーディングを必要としない「頑強な第2層による解決策」を構築するからだという。

それというのも、これからほとんどの分散型アプリは、チェーン上(第1層)ではなく第2層で構築されるようになる、とNEOプロジェクトは認識しているようだ。

しかし、必ずしもホンフェイ氏のビジョンがNEOプラットフォームで実現するかはわからないという。

例えば、ネットワークの再構築を図る同アップデートにハードフォークは必要不可欠だが、それを行うためにはNEOコミュニティの合意を得なければならない。

「私たちが説明した新たな機能は、変更する可能性がある…私たちには全てを決定する力を持っていない…コミュニティの反応を見る必要がある。」

尚、NEO3.0がローンチする明確な日程は決まっていないものの、ホンフェイ氏とNEO開発チームは2020年を目安にアップデートを計画しているようだ。

準備万全!?クリプト冬をNEOは乗り越えられるか

他のブロックチェーン企業と同様に、弱気市場におけるNEOプロジェクトの財務状況が懸念されている中、「資金は十分にある」とホンフェイ氏は語る。

また、ICOによる資金調達をした時から残っている100万ドルに加え、数百万ドル相当のBTC、ETH、およびNEOトークンを保有している、と付け加えた。

さらに、ブロックチェーン新興企業は「常識」と「良いガバナンス」で弱気市場を乗り越えられると続け、NEOはそれの「準備ができている」ことを強調した。

「本気でビジネスを行っており、強気市場の時に過度に積極的でなかったのであれば、ほとんどのチームは大丈夫なはずだ。現在では、マーケティング活動を減らし、開発に注力するチームが多い。大変な時期だが、やり遂げられるだろう。」

中国のクリプト規制の現状

仮想通貨に対する規制が世界的にも厳しいと報道される中国だが、ホンフェイ氏はそれを問題視していないようだ。

「中国政府や規制当局は、社会や国へプラスとなるような新たなアイデアを受け入れると思う。」

「現在のところ、2つのことが禁じられている。 1つ目は、ICO。承認を得ずに中国個人投資家を対象にした資金調達では禁じられている。2つ目は、取引所や組織的なOTCサービスの運営だ。これら以外は、全て上手くいくはず。個人的には、規制圧力に直面したり、それを感じたりしていない。」

また、NEOは積極的に規制当局と協力しているわけではないものの、中国ではブロックチェーン技術関連の企業はインターネット情報管理センターに登録をすることが義務付けられている、と説明した。

「(情報管理センターに)登録し、あなたが誰であるか、そしてどんな種類の技術を使用しているか、を伝えなければならない。これはオンラインで記入するだけの単なる登録だ。」

現在では、プラットフォーム構築に焦点を当てているNEOだが、これからの開発状況やそれに対するNEOコミュニティの反応に注目が集まる。

原典:NEO Founder Da Hongfei Says His Project Will Be the ‘Number One’ Blockchain by 2020

ここまでの内容と考察

NEO創設者が計画中のアップデート「NEO3.0」、NEOプロジェクトの近状、また中国仮想通貨規制に関して言及したという、今回のニュース。

どちらかといえば「分散化」は徐々に達成し、まずは実用可能なプラットフォームを構築するという姿勢のNEOですが、今後同プラットフォームを基盤とするビジネスが増加するかに注目が集まりますね。

また、「第2層」に焦点を当てた分散型プラットフォームを構築することに徹するという姿勢も、他のプロジェクトとの差別化に繋がるかもしれませんね。

ちなみにですが、ホンフェイ氏は中国のクリプト規制に関して、以下のような発言をしていました。

「既存の金融規制枠組み内で、ブロックチェーンはほとんど生き残ることができないだろう。かねてよりライセンスを取得している金融機関は、ブロックチェーン新興企業と協力する必要がない。恩恵を受けないパートナーシップに誰が従事するだろうか。仮にブロックチェーン企業がライセンスを取得できない場合、アプリの大規模な導入を促進することは法的に許されない。」

☞NEO創設者、ブロックチェーンは「規制され過ぎ」

果たしてNEOは利便性におけるNo.1ブロックチェーンへと成長できるでしょうか。

他の分散型プラットフォームは、何を焦点に当てて開発を進めているのかも気になりますね。

今後もブロックチェーンプロジェクトや業界人の発言に注目していきましょう!

▼Pickupニュース▼

仮想通貨市場は「サムスン社よりも小さい」、クジラの存在も懸念材料か


稲妻走る、ツイッター上でビットコインの瞬時送金が可能に!?

マカフィー氏の「超強気」発言、後2年でBTC価格「100万ドル」は実現可能か

Mercury FX代表取締役、打倒SWIFTのリップル社を「100%応援する」

Reddit創設者、残り者は「技術へのパッションで溢れている」

課題多し!?フェイスブックCEOが語る「分散型システムの代償」

MyEtherWallet、ついに「KYCなし」で法定通貨へ変換可能へ