カリフォルニア州、「最新テク推進派」副知事が中間選挙に勝利!

米中間選挙で、野党の民主党が下院を勝ち取った昨日、クリプトフレンドリーな州知事も誕生している。

民主党のGavin Newsom(ギャビン・ニューサム)氏が、共和党のJohn Cox(ジョン・コックス)氏を破り、カリフォルニア州知事に選出された。

ニューサム氏は、最新技術などのテクノロジー推進派であり、選挙中にはビットコインによる寄付も受け入れていた。

カリフォルニア、テクノロジーで米国を牽引か

ニューヨークタイムズの報告によると最低でも1.14億人以上が投票したと推測されている程かつてない規模で実施された、2018年米中間選挙。

米中貿易戦争、ヘルスケア問題、移民問題などを始めとする共和党が下院を落としたことによる影響が世間で話題になる中、仮想通貨業界にとって嬉しい知らせがある。

前述にもあったように、最新テクノロジーに積極的なニューサム氏が中間選挙で共和党の対抗馬を打ち負かし、新たなカリフォルニア州知事に当選した。

実は同氏は、政府がテクノロジーを有効活用するべきことについて説いた本の著者

政府はあらゆるレベルで徹底的に情報とサービスを「デジタル化」し、市民が公的機関とオンラインでビジネスを行えるようにするべきだとしている。

そんな同氏が、世界の「技術革新」を牽引するカリフォルニア州の知事に就任することは、将来のデジタル経済を実現させる原動力となっている仮想通貨業界にとっても「明るいニュース」となるかもしれない。

また、今回の中間選挙では、ブロックチェーン技術に積極的なJared Polis (ジェアード・ポリス)氏も、コロラド州知事に当選した。

同氏は、フレンドリーな規制環境を確立することで、ブロックチェーン新興企業にとってコロラド州が「safe harbor(安全な港)」となることを目指すという。

米国で仮想通貨規制が強化される風潮がある一方、これから新たな風が吹き始めるかもしれない。

原典:California: Midterms See Largest US State Elect Pro-Bitcoin Governor

ここまでの内容と考察

米民主党ニューサム氏がカリフォルニア州知事に当選したという、今回のニュース。

同氏は仮想通貨に肯定的な発言をしているわけではありませんが、リップル社やコインベース社が拠点とするサンフランシスコがある州で、最新技術に積極的な人物が選出されたことは少なからず仮想通貨業界に影響を及ぼすでしょう。

ちなみにですが、ツイッター上では以下のような声が挙げられていました。

「民主党政治でスターになる人物を知りたい?ギャビン・ニューサム氏だ。」

「ジェリー・ブラウン氏がやっといなくなったが、今度はギャリー・ニューサム氏になってしまった時のリアクション」

やはり今回の中間選挙に関し、アメリカ国民の多くは様々な思いがあるのかもしれませんね。

今後も仮想通貨やブロックチェーン技術に積極的な政治家の動向に注目していきましょう!