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米証券取引委員会「Maywetherが関わっているICOは詐欺」
- 2018/4/4
- 仮想通貨の最新ニュース
先日アメリカの証券取引委員会(SEC)は、伝説のボクサーであるFloyd Maywether(フロイド・メイウェザー)氏が推奨していたトークンが不正な有価証券だと主張した。
SECがICOを停止し、関係財団を詐欺だと主張
Maywether氏が関わっている「Centra(セントラ)」はSECの認可を受けておらず、共同設立者に対し、
「不正行為に関与し、投資家を欺くために重大な虚偽表示をした」
とSECは主張している。
マイアミに拠点を置くCentra社は、2017年にICOで3,200万ドル(約34億円)の資金調達を達成している。
SECによると、Centra社は「Visa」や「Mastercard」、「Bancorp」といった大手金融機関との関係について嘘の証言をしたと主張。
さらにCentraが発行したホワイトペーパーやプロモーション資料に誤情報が記載されているとしている。
SECの執行部門であるStephanie Avakian(ステファニー・アバキアン)氏によれば、
「Centraは正式にパートナーシップを結んでいない金融機関などを公式サイトに掲載し、投資家にトークンを売却していた。」
と発表。SECが発行した訴状によると、Centraの共同設立者であるSharma(シャルマ)氏とRobert Farkas(ロバート・ファルカス)氏は4月1日付けで逮捕されたという。
Centraは業界著名人の影響力に頼っただけ
Centraはトークンの広告を業界著名人に頼り、幅広い業界で広告を出しているとして有名だった。中でも伝説のボクサーMaywether氏は、Centraを自身のソーシャルメディアで宣伝し、資金調達に貢献したという。
さらにCentraはDJ Khaledを宣伝に参加させ、多くのファンやユーザーに呼び掛けた。
それに対してSECの執行部共同ディレクターは、
「Centraは有名人のファンやソーシャルメディアに大きく依存しすぎていた。」
としている。ちなみに今回の訴状でMaywether氏とDJ Khaled氏は命名されていなかったという。
原典:「Knockout: SEC Charges Floyd Mayweather-backed ICO with Fraud」
ここまでの内容と考察
あの伝説のボクサーを広告塔に置いていたCentraがSECから訴状を受けました。
さらに先日設立者2名が逮捕されてしまいました。既に34億円相当の資金調達を完了しているので、この一連の流れによって顧客へどう対応していくのかに注目です。
アメリカをはじめとする海外では、Maywether氏のような海外スターやセレブを広告塔に置くICO案件が多く、いずれもが多額の資金調達に成功しているようです。
2018年に入り一層規制が加速していく中、ICOや仮想通貨はどうなっていくのでしょうか?
引き続き最新情報に注目しておきましょう!
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