メイウェザーをはじめとする海外セレブもICOに注目?新しいトレンドと注意点

昨日の試合で30年ぶりに50試合無敗記録を更新したFloyd Mayweather(フロイド・メイウェザー)は、自身のインスタグラムでStox.comのICOを宣伝した。

メイウェザーは8月26日に行われた元プロボクサーConor McGregor(コナーマクレガー)との対戦に勝利し、高額の賞金を手に入れた。その1か月前のインスタグラムで、メイウェザーは「8月26日に大金を稼いでやるぜ!」と発表しており、さらにイーサリアムを基本ベースとした分散型予測市場プラットフォームであるStox.comのICOを宣伝もしていた。

メディアやジャーナリストたちはこうした影響力のある有名人がICOを広告することはあるが、ICOとは本来危険で懐疑的なものという認識を常に意識してほしいという。最近で言うと、多くの誇大広告がされていたEnigma(エニグマ)というICOがありましたが、ハッキングによって多くの資金が一瞬にして盗まれた。

こうした背景を踏まえてジャーナリストたちは

「そのICOに参入している大企業は価格インフレゲームをしており、誰もがドルとビットコインの価格や評価を追いかけている。結果それだけに固執しすぎて自身が関与しているICOや仮想通貨の健全性についての注意にかけている。」

と指摘する。

メイウェザーのような影響力のある人物であれば、好きなようにICO宣伝を行うことができるが、メディアやジャーナリストはこうした著名人のICOには懐疑的になる。

影響力があるがゆえに、大きな損失になりかねないからである。

仮想通貨の業界において「詐欺」は頻繁に起こりうるもので、かなりの注意を払わなければいけない。さらにジャーナリストたちはメディアで注目を集めているものに投資するのではなく、ファンダメンタルズ分析をして、そのICOに加わっている企業やチーム、そしてアイディアを信頼するほうが健全であると述べています。

原典:「Mayweather and Celebrity Crypto ICO: Positive New Trend or Troubling Sign of the Times?

ここまでの内容と考察

昨日にコナーマクレガーに勝利し、50連勝を記録したメイウェザーは投資家としても優秀で、ICOにも興味を示していると言います。

メイウェザー以外にも実はMike Tyson(マイク・タイソン)のビットコインATMが登場するなど、ボクサーを皮切りに海外セレブたちの間で仮想通貨が広まってきています。

こうした影響力のある人物からの広告には多くの人が何も知らずとも投資をしてしまうという指摘がジャーナリストたちから上がっています。

ことICOに関して言えば、そのICOプロジェクトのメンバーやアイディア、出資している企業をチェックすることが大前提ですね。

ICOやVALUといった新たなトレンドが注目を集めていますが、いずれにせよしっかり注意して投資しなければいけませんね。