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世界を変えるのはやはりマルタ!?国家で仮想通貨の利用開始か
- 2018/9/14
- 仮想通貨の最新ニュース
仮想通貨市場の新たな中心地として注目を集める、マルタ島。
世界最大規模の仮想通貨取引所Binance(バイナンス)も中心地を移し、直近でも「セキュリティトークン」について話題となった同島にて、この度全く新しいコンセプトの仮想通貨の利用が予定されているという。
金融資産のトークン化?仮想通貨WAVESの実態とは
上述の通り、現在マルタ島では新しい仮想通貨の利用が検討されている。
通貨の名称は「WAVES(ウェーブズ)」で、送金速度の早さや柔軟性に富んだ利用シーンの多彩さがウリとなっている。
同通貨の発行元企業であるWaves社は、2017年5月、世界的IT企業であるMicrosoft(マイクロソフト)社と業務提携を結んだことでも話題となった。
マルタ島はそんな同通貨を国単位で利用し、主に「医療・不動産登記・政治投票」等の場面において活用を目論んでいるという。
実際に同通貨導入に向けた会合も既に開催されており、Waves社CEOのSasha Ivanov(サシャ・イワノフ)氏と、マルタ島の首相であるJoseph Muscat(ジョセフ・ムスカット)氏は前向きな方向で話を進行中だ。
マルタ島における現況に対し、専門家は、
「WAVESはまさに画期的なプロジェクト(通貨)であり、これが本当に実現すれば、マルタ島にとって記念すべき出来事になる事は間違いない。
同通貨が持つポテンシャルを考えると、非常に期待値は高い。」
と、上述の2人と同じく、肯定的な意見を表明。
実際の相場でも、現状に比例するかのごとく、WAVESの価格が約45%も上昇するなど、良い兆候は継続中だ。
原典:Malta is Eying the Waves Cryptocurrency to Tokenize Financial Assets
ここまでの内容と考察
今や世界中の仮想通貨取引所が本拠地を構えるマルタ島で、新たに仮想通貨が国家ぐるみで導入されようとしているという、今回のニュース。
ワールドワイドに取引所を誘致するなど、様々な施策で「仮想通貨大国」としての地位を築き上げてきた同国だけに、今回のプロジェクトにも期待がかかるところです。
知名度の割りに、未だ実生活での有用性が証明され切れていない仮想通貨を、はたしてマルタ島はどのようなアプローチで活用していくのでしょうか。
今後のマルタ島における仮想通貨事情から、ますます目が離せません!