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イスラム教専用?ブロックチェーン搭載の新金融商品が誕生へ
- 2018/10/27
- 仮想通貨の最新ニュース
様々な宗教が混在する現世において、画期的な発明が仮想通貨業界にて生まれる模様だ。
なんとこの度、インドネシアのスタートアップ企業が、ブロックチェーンを活用したイスラム教徒向けの金融商品を新たにリリースすべく、動き始めているという。
金融取引が原則禁止?厳格なイスラム法を潜る新製品とは
上記の通り、今回インドネシアのBlossom Finance社が、世界中のイスラム教徒向けに融資サービスを提供する予定を発表した。
実際の計画では、数か月以内にブロックチェーンを活用したイスラム債(通称:スクーク)を発行するとしている。
金融関連で厳格なルールが敷かれているイスラム教では、原則信者が投機目的での金融取引を禁じられており、本来的な旨味を享受できていない状況が存在する。
そんな状況に鑑み、同社はイスラム教独自の金融商品をつくることによって、従来のルールが適用外のラインを狙っているという筋書きだ。
今回の試みについて、Blossom Finance社の戦略責任者、Karido Howladar(カリード・ハウラダー)氏は、
「ブロックチェーンを活用することで発行にかかるコストを抑えることができ、個人投資家の参入がしやすくなると見ている。
これまでルールに縛られて市場に加わる事ができなかった人々に、是非とも投資を開始してほしい。」
と、これからの未来に対して非常に前向きなコメントを寄せている。
同社は、上記取り組みに加え、環境に配慮した廃棄物処理プロジェクトや病院拡張プロジェクトについても、ブロックチェーンを活用したスクークの発行を計画しているという。
これによりスクークが広範に普及する事で、ムスリム全体での資産プールが拡大し、結果的にイスラム金融の影響力が強まると見られている。
原典:Islamic bonds look to tap social finance, blockchain tools
ここまでの内容と考察
インドネシアのスタートアップが、ブロックチェーンを活用したイスラム教向け金融商品を新たに構築中であるという、今回のニュース。
宗教は宗派が違うだけで根本の思想から180度かわると言われるだけに、こうした特定の人々に向けた金融商品は有り難がられ、今後も人気を博すかもしれませんね。
過去にはイランやトルコなど、同じく中東の国々で大規模な金融商品(仮想通貨等)の開発が進んできましたが、今後更なる発展は望めるのでしょうか?
イスラム教をはじめとした各種宗教と仮想通貨業界の関係性の変化、ひいては市場全体の動向から、ますます目が離せません!
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