大手マリファナ雑誌、ビットコインでIPOに参加可!

大麻の情報を配信するリベラルな雑誌「High Times (ハイタイムズ)」のIPOに、なんとビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を使って参加できるそうだ。

先月初めに、IPOでビットコインとイーサリアムを受け入れると発表したが、SEC(米国証券取引委員会)へ8月13日に提出した書類でその発表の内容を取り消していたハイタイムズ。

しかし、同社のIPO参加ページで、仮想通貨の決済オプションは残されていた。

「SECによって前回に叩かれた理由は、仮想通貨をそのまま受け入れようとしたからだ。」

このように語るのは、同社の広報を担当するJon Cappetta(ジョン・カぺッタ)氏。

同社が現在進行中のIPOで、ビットコインとイーサリアムを受け入れていると同氏は明示した。

しかし、同社は直接仮想通貨を受け取ってはいなく、保有もしていないとのこと。

Fund America(ファンドアメリカ)と呼ばれる第三者の決済サービスプロバイダーを利用し、仮想通貨を自動的に米ドルに換算しているという。

「決済オプションとして仮想通貨を受け入れているが、Fund Americaがビットコインやイーサリアムを受け取っている。

これはSECを満足させるため。」

と同氏は述べた。

また、同社のIPO自体は順調に進んでおり、ダイレクトリスティングを検討しているという。

(ダイレクトリスティングとは、引き受け証券会社なしで株式市場へ直接上場させること。多額の手数料を支払う必要がないという利点を持つ。)

原典:High Times Now Says It’s Accepting Crypto Payments For Its IPO

ここまでの内容と考察

High TimesがIPOで仮想通貨を受け入れるという今回のニュース。

今回は第三者の決済サービスを使っての投資となりますが、少しずつ仮想通貨が決済オプションとして広まってきているようにも感じられます。

また、今後はセキュリティトークンを使用し、資金調達から上場までの流れが現在よりも効率的になるのではないかという意見も多くあります。

着々と普及が進んでいる仮想通貨。

今後のIPOのあり方についても注目していきたいですね。