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時価総額4.3兆円へ!ゆるやかな回復を見せる仮想通貨市場
- 2018/5/21
- 仮想通貨の最新ニュース
5月20日から過去24時間で若干の成長を見せた仮想通貨市場全体の時価総額は392憶ドル(約4.3兆円)を記録した。
各仮想通貨の規模間や価格の推移を視覚的に見やすくしているサイト「COIN360°」でも、主要仮想通貨はすべて緑色になっている。
さらに世界中の仮想通貨の価格を網羅しているCoinMarketCapを参照してみると、上場している上位10通貨は堅調な上昇が伺える。
世界で最初に誕生した仮想通貨「ビットコイン」は、24時間で約3%上昇し、現在約8.520ドル(約94万円)で取引された。
同様に、イーサリアムも約700ドル(約7.8万円)に達し、24時間で約3%上昇した。
ビットコインとイーサリアムが堅調な上昇を見せることで、時価総額が安定した上昇を記録できた側面がある。
また、この上昇の要因には、仮想通貨業界の発展に必要な要素が示されたことも関わっていると考えられる。
5月18日に開催された仮想通貨カンファレンスであるコンセンサスの直前まで、仮想通貨市場の時価総額は約10%ほど下落していた。
この下落を踏まえ、トム・リー氏は以下のような発言をした。
「仮想通貨業界は「進歩の三角」が欠けている。
つまり「制度的ツール」、「銀行からの支援」、「規制上の明快さ」の三つが足りていない。」
また、今週はじめにはイーサリアム財団顧問のWilliam Moungayar(ウィリアム・モーガー)氏は苦言をあらわにし、
「多くの規制当局は仮想通貨の基本的な理解が欠けている。
特に米国証券取引委員会(SEC)は仮想通貨業界の本質の理解が欠けていて、一体感を持つ努力が必要だ。」
と述べた。
しかし、インドでは銀行への規制は強まるばかりだ。
5月18日にインドの最高裁判所は、仮想通貨サービスを展開しようとする銀行の規制に対し、起訴することはできないと判決を下した。
これにより、インドでの仮想通貨業界と銀行の関係は深まりにくくなった。
今後も仮想通貨市場全体の安定した成長を実現するには、仮想通貨業界の発展への必要な要素を明確にし考えていく必要があるようだ。
原典:「Crypto Markets See Slight Growth, Total Market Capitalization Nears $392 Bln」
これまでのまとめと考察
仮想通貨市場全体は4.3兆円規模まで緩やかに成長しました。
この成長には、ビットコインやイーサリアムといった時価総額の大きい通貨の安定した成長が大きく関係しています。
また、今後の仮想通貨業界の安定した発展には仮想通貨業界と銀行の連携が必要だと示されました。
業界の発展には、他業界の連携が不可欠です。
仮想通貨業界も多くの業界と連携を深め発展することを期待しています。