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新時代の銀行来たる!元UBS銀行員による「クリプト銀行」発足か
- 2018/9/28
- 仮想通貨の最新ニュース
仮想通貨を銀行口座で貯金できる日が、実はもうすぐそこにまで来ているのかもしれない。
元UBS銀行員によって開始されたスイス発の仮想通貨スタートアップが、規制された「仮想通貨銀行」を確立に向けて好調なスタートを切った。
新時代の始まり、銀行で仮想通貨貯金が可能に
仮想通貨にフレンドリーなことでも有名なスイスのツッグに拠点を置くSEBA Crypto AGが、国内外の機関投資家や個人投資家から約1億400万ドル(約110億円)の資金調達に成功したと発表した。
SEBAは、仮想通貨企業に対して伝統的な銀行サービスを提供する一方、仮想通貨に関心を寄せる機関投資家に仮想通貨取引、資産管理、保管サービスなどを展開する。
また、同社は仮想通貨バンキングサービスを開始する前に、スイスの金融市場監督局であるFINMAから銀行および証券ディーラーのライセンスを今年10月中に申請し、取得する予定。
最終的には、実店舗とオンラインバンキングサービス両方を運営するそうだ。
同社のビジョンについて、CEOであるGuido Buehler (グイド・ブエラー)氏は、
「オンラインバンキングにログインしたときに、1つのアカウントで仮想通貨と法定通貨の両方にアクセスできるようにする」
と語った。
また、USBの元グローバルヘッド且つSEBS会長であるAndreas Amschwand (アンドレアス・アムシュワンド)氏は、スイスが新世代の金融サービスを提供するのに「理想的な」場所と称賛し、
「スイス規制当局は、ブロックチェーン技術の開発とデジタル資産に関する安定した成長を促進し、規制環境を確立するためにコミットしている」
とコメントした。
FINMAは、過去数ヶ月にわたる仮想通貨企業からのライセンス申請の増加について、
「あらゆるアプリケーションを検討しており、ビジネスモデルとテクノロジーへの中立的なアプローチを追求する」
と発表しており、ライセンス発行の方針を明らかにしている。
仮想通貨バンキングサービスを立ち上げるためにライセンスを申請しているスタートアップはSEBAだけではない。
ゴールドマン・サックスが後ろ盾する仮想通貨ウォレットと投資プラットフォームを提供するCircle (サークル) は、米国全ての州で仮想通貨取引サービスを提供するため、米国で銀行ライセンスの取得を試みている。
仮想通貨スタートアップが従来の金融機関と直接的に競合する日も近いかもしれない。
原典:Former UBS Bankers Net $100 million to Build a Crypto Bank
ここまでの内容と考察
元UBS銀行員によって開始されたスタートアップが、仮想通貨のバンキングサービスを確立に向けて資金調達に成功したという、本日のニュース。
昨日のビットワラ社が同様なバンキングサービスを今年中に開始するというニュースに続き、従来の金融機関への仮想通貨の普及を強く感じさせますね。
今後はやはり仮想通貨取引所と銀行が合体するようになるのでしょうか?
金融業界にまた大きな変革が起きそうですね。
今後も仮想通貨業界と従来の金融機関の動向に注目していきたいですね。