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仮想通貨インデックスファンド、「95%のクリプトは苦しんで死ぬ」
- 2019/2/6
- 仮想通貨の最新ニュース
弱気市場が当業界にとって苦しいものであることは、紛れもない事実だ。
例えば、直近では著名ブロックチェーン新興企業Consensys社やNEM財団が大規模なリストラを行う意向を明らかにしている。
また、市場の低迷を理由に、仮想通貨に関心のある機関投資家が市場参入に「躊躇している」という業界人からの声もある。
しかし、当業界のインデックスファンド先駆者によると、バブル後の弱気市場は本物のコインを選別するという。
バブルの「灰」から強力な企業が羽ばたく
2017年暮れの仮想通貨市場は「完全にバブルだった」とブルームバーグがホストするポッドキャストで語ったのは、世界初の仮想通貨インデックスファンドBitwiseのグローバルリサーチ責任者である、マット・ホーガン氏。
出典:Are Cryptocurrencies the Next Big Thing? ETF Expert Matt Hougan Explains His Move to Cryptos
「バブル」は一般的に否定的な意味合いを持つが、「ビットコインバブル」はブロックチェーンや仮想通貨へのメディアの関心を高め、優秀な人材を当業界へ呼び込んだ、という。
「インターネットで起こったことと同じだ。多くの優秀な人材を惹きつけ、エコシステム内の開発への資本や関心をもたらした…面白いことがそこから生まれる。しかし、やはり2018年は困難な年だった。私は(ビットコインが)次のドットコムだと思う。ドットコムバブルはPets.comのようなサイトを作り出したが、それはまたアマゾンを生み出した。」
また、仮想通貨の大半が「死滅」するだろうと同氏は予測したものの、「それは良いことだ」と続けた。
「現在では、2,000以上の仮想通貨が存在する。それら95パーセントは無用であり、痛みを伴って死ぬだろう。それが早ければ、早いほど良い…しかし、それらの”灰”から重要なものが生まれる。ドットコムの灰がアマゾン、グーグル、そしてフェイスブックを作り出したように。」
また、同氏によるとビットコインはミレニアル世代の「ゴールド(金)」だという。
団塊世代(1946年から1964年の間に生まれた人々)と比較すると、ミレ二アル世代(1981年から1996年に生まれた人々)は仮想通貨に好意的な見方をより多く示している、という最近の調査について言及した。
「全ての世代は、何かしらの愛する資産がある… 偉大なる世代(第二次世界大戦中の人々)はゴールドを愛し、次の世代は投資信託を愛した。Gen X(1960年から1970年代に生まれた人々)はヘッジファンドが大好きで、ミレニアル世代は仮想通貨が好きだ。」
出典:@CremeDeLaCryptoのツイートよりスクリーンショット
また、仮想通貨の「分散化」の概念が若い世代を魅了している、と付け加えた。
同氏のミレニアム世代に対する肯定的な見方は、CNBCのアナリストであるスコット・ネーションズ氏と対照的だ。
ネーションズ氏は、ビットコインが「伝染病のように回避すべきバブル」であることを理解できないミレニアム世代は「愚かすぎる」と発言している。
現在の低迷した市場の「灰」から這い上がり、再び天駆ける不死鳥となるような仮想通貨はどれだろうか。
ここまでの内容と考察
仮想通貨バブルや資産への興味が世代によって異なることについてホーガン氏が言及したという、今回のニュース。
ツイッター上では、今回の報道に関連するような以下のような声が挙げられていました。
Many of the smartest, most successful entrepreneurs in the world have entered the crypto industry.
Zuckerberg. Bezos. Dorsey. Etc.
Not only is this not going away, but it provides the most asymmetric return on almost any bet that a company can make right now.
— Pomp 🌪 (@APompliano) February 5, 2019
「世界で最も賢く、成功した起業家の多くがクリプト業界に参入した。 ズッカーバーグ、ベゾス、ドーシーなど。(仮想通貨業界は)なくならないだけでなく、会社が行える全ての賭けに対して最も非対称的な利益をもたらすだろう。」
弱気市場は、「業界内の活動を反映しない」とよく言われていますが、果たしてアマゾンのようなブロックチェーン企業はこれから生まれるでしょうか。
この辺は、従来の「中央集権型の大企業」が成長するまでのプロセスと分散化を強調する将来の「分散型組織」の発展の違いが面白いかもしれませんね。
ちなみにですが、仮想通貨投資をしているミレニアム世代ほとんどのは「男性」という報告がされています。
より多くの女性をが当業界へ参入することに期待しながら、今後も仮想通貨業界の変化に注目していきましょう!
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