バンク・オブ・アメリカ、ブロックチェーン関連の新たな特許を申請へ

米国第2位の規模を誇る巨大銀行Bank of America(バンク・オブ・アメリカ)が、先日8月23日付けで、また新たな特許を申請した。

今回同行が申請した特許は、「ブロックチェーン暗号化タグ」と名付けられているもので、ブロックチェーンの暗号化技術を活用した最新のデータセキュリティシステムを提供するといった内容となっている。

既にこれまでブロックチェーン関連の特許を50件近く取得してきているBofA(Bank of America)だが、最新の特許については、過去に構想されていた「オンライン上の仮想通貨ストレージシステム」と題された、とある計画の延長線上にあるという。

このプランに盛り込まれていた基本内容を複製し、BofAはより強固なセキュリティを誇るデータシステムの構築に取り組もうというわけだ。

仮想通貨には興味なし?

前述した通り、BofAはブロックチェーン技術に多大なるリソースを割いている。

しかしながら、それに付随するものとして有名な「仮想通貨」に関しては、ほとんど興味を示しておらず、懐疑的な見方をしているというのが現状だ。

実際、昨年末12月の時点でBofAは、クレジットカードでの仮想通貨の購入を禁止するなど、具体的な抑制アクションに踏み切っている。

一方で今年に入ってからというもの、仮想通貨に未知なる価値が潜在している事を容認するような見方も、同行内で徐々に増えつつあるという事実も確認されてきている。

急騰する仮想通貨への需要に対し、何もせずに停滞しているだけでは市場に取り残されるリスクが拡大するというシナリオは、既にBafAの青写真に描かれつつある。

原典:「Bank of America Applies for Blockchain-Based Encrypted Crypto Storage System Patent

ここまでの内容と考察

アメリカの大手銀行であるBofA(バンク・オブ・アメリカ)が、またしてもブロックチェーン関連の特許を申請したという、今回のニュース。

本文中にも記載がある通り、同行はブロックチェーン関連の特許数で群を抜いており、数字上ではIT界の雄であるIBMを上回っているといいます。

これほどまでにブロックチェーン関連に注力するBofAが創り出す金融業界の未来は、はたしてどのような姿となるのでしょうか。

彼らのこれから、ひいては仮想通貨業界・ブロックチェーンの将来に、今から期待が高まる一方です!