中国の「平安保険社」、政府と協力しブロックチェーンを使った都市計画開始へ

中国大企業、ブロックチェーンを使った都市計画開始!

世界最大級の保険会社グループである中国平安保険社が、ブロックチェーン技術、人工知能、ビッグ・データ、クラウド・コンピューティングを奨励する「スマートシティ」に関するホワイトペーパーを公開した。

保険、銀行、および金融サービスを展開することで有名な中国平安保険社は、2018年5月に世界の金融サービス企業を評価するランキングにおいて、第3位に選ばれている。

今回公開されたホワイトペーパーによると、中国平安保険社は

「政府が都市の新しいカバナンスモデルを作ることをサポートし、包括的かつ体系的に公認されている方法論と解決策を提案する」

とのこと。

現在最も成功している中国の「スマートな都市」は、2017年10月に特別経済圏として習近平(シュウキンペイ)大統領によって宣言された雄安新区である。

雄安新区政府は、今年の7月にブロックチェーンエンタープライズ製品を提供することで有名なConsenSys(コンセンシス)とMoU(了解覚書)を締結し、ブロックチェーン技術を使った解決策に関する情報共有を進める模様。

また、中国は1000都市以上の「スマートシティ」の建設を予定しているようだ。

原典:「China: Insurance Giant Ping An Releases ‘White Paper on Smart Cities,’ Advocates for Blockchain

ここまでの内容と考察

保険会社グループである中国平安保険社がブロックチェーン技術を織り交ぜたスマートシティ計画を中国政府と行うという今回の話題。

中国は仮想通貨の規制を厳しく行っていますが、ブロックチェーン技術に関する開発は積極的に行われているようです。

今後もブロックチェーン技術の開発をリードする中国の動向に注目していきたいですね。