アップル共同創設者、ブロックチェーンVCファームに参加!

また新たな著名起業家が、仮想通貨業界に「本格参入」する意向を明らかにした。

以前からビットコインに肯定的な姿勢を見せていたアップル共同創設者Steve Wozniak (スティーブ・ウォズニアック)氏が、ブロックチェーン技術を採用するVCファンド「EQUI Global(イクイ・グローバル)」に共同創設者として加わる。

新興企業の「指導者」へ

将来の「テクノロジー・スター」を探すためテクノロジー企業をスカウトする、とEQUIグローバルへの参加に期待を膨らませるウォズニアック氏。

EQUIグローバルは同氏の注目を集めただけでなく、「ゲームチェンジャー(番狂わせ)」であることを確信させたという。

そんな、ローンチの前に20程の企業を検討している同ファンドは、最終的に選出する企業を「指導」をするそうだ。

「アップルは指導者の下成長したため、私たちは指導者になることを強く意識する」

と同氏は述べた。

今回ウォズニアック氏を迎えたEQUIグローバルは、Baroness Michelle Mone (バロネス・ミシェル・モネ)氏とDouglas Barrowman(ダグラス・バローマン)氏によって率いられる。

この夫婦は、プライベートエクイティ企業アシュトン・ベンチャーズのもと、ドバイで建築した約3.25億円(約370億円)相当の高級住宅を昨年に発表。

今年2月には、50の部屋をビットコインユーザーへ売却することに成功した。

その後、「EQUIキャピタル」というプロジェクト名のもとICOを開始したが、わずか700万ドル(8億円)という、見込んでいた8000万ドル(90億円)と比較して遥かに少ない金額を調達。

結果的にICOを放棄し、名前をEQUIグローバルに改め、今回の発表にまで至っている。

現在でもエグジットの期間が問題になっているVC業界で、ブロックチェーン技術を基盤とするファンドの出現はこれからのトレンドとなるかもしれない。

原典:Apple Pioneer Steve Wozniak Has Co-Founded a Blockchain Investment Firm

ここまでの内容と考察

アップル共同創設者がブロックチェーン技術を採用するVCファームに「共同創設者」として参加したという、今回のニュース。

やはり先見の明があることで知られる起業家は、仮想通貨やブロックチェーン技術に対して前向きですね。

そんな中、ウォズニアック氏は、ついに仮想通貨業界へ直接的に参入するという形になりました。

ちなみにですが、同氏は過去にビットコインではなく「ブロックチェーンがバブル」という発言をしており、ブロックチェーンスタートアップの将来性を疑問視する発言をしています。

今回参加したEQUIグローバルを通じ、同氏は新たな「ユニコーン」を見つけることができるでしょうか。

「アップル」みたいな企業へと成長するブロックチェーン企業はあるのでしょうか。

ビットコインに積極的なウォズニアック氏の動向に今後も注目していきたいですね!