世界経済フォーラム、クリプト否定派はブロックチェーンが大好き?

「仮想通貨ではなく、ブロックチェーン」という見解は、依然として一部の金融機関の間で共有されているようだ。

ダボスで開催された世界経済フォーラムで金融業界を代表するキープレイヤー達がブロックチェーン技術を称賛した一方、仮想通貨に対して否定的な姿勢を見せた。

仮想通貨は単なる「報酬システム」

従業員を対象にトークン報酬に関する仮想通貨システムの内部テストを開始したと報じられている、Paypal社。

最近ではコインベース取引所からの出金も自社サービスに取り入れ始めたが、仮想通貨に対しては依然として懐疑的なようだ。

CNBCの取材に対して、仮想通貨は「通貨ではなく金融商品」であり、価格変動があるため法定通貨に変換しないと利用できない、と同社CEOであるダン・シュールマン氏が語った。

PayPal CEO Dan Schulman On Cryptocurrency And Cybersecurity Threats | Squawk Box | CNBC

また、仮想通貨は価値の保存手段ではなく、「ブロックチェーンを実装するための報酬システムに近い」とシュールマン氏は指摘。

インフラ強化が進捗しているのにもかかわらず、わずかな小売業者しか仮想通貨を採用していない、と付け加えた。

一方、ブロックチェーン技術はID管理を始めとする「様々なシステムのコストを削減できる」と述べ、誰もがアプリを作るのに同技術を役立てられると期待を寄せた。

ビットコインは「ゼロ」へ向かう

シュールマン氏が仮想通貨に懐疑的な姿勢を見せる中、BCG Digital Ventures創設者ジェフ・シューマンヒャー氏は、「BTCはゼロになる可能性がある」と悲観的だ。

同氏によると、ブロックチェーン技術には価値があるものの、「通貨には適用されるべきではない」という。

また、ブロックチェーン技術は将来のビジネスの基盤となる「オープン分散型エコシステム」になる可能性がある、と付け加えた。

様々な人物から批判され続けられながらも黙々とブロックを付け足しているビットコインだが、それに対する大衆の意見が変わる「ターニングポイント」は来るのだろうか。

原典:Wall Street At Davos Want Blockchain, Not Bitcoin & Crypto

ここまでの内容と考察

世界経済フォーラムで金融業界に精通している著名人がブロックチェーンを称賛し、仮想通貨を批判したという、今回のニュース。

ちなみにですが、Paypal社が内部テストをしているトークンでは以下のようなことが出来るそうです。

・PayPalのバイスプレジデントとポーカーを楽しむ

・成績がトップのマネジャーの犬を一日レンタルできる

・CFOのジョン・レイニー氏とコーヒーを楽しみ、野山でジョギングする

・CEOのダン・シュールマン氏と武術を練習する

また、「ブロックチェーンは◯で、仮想通貨は×」という意見が多いウォールストリートですが、これに対して仮想通貨ジャーナリストのジェセフ・ヤング氏は以前以下のような発言をしていました。

「(そのような意見は)エンジンには可能性があるが、飛行機はゼロになるだろうと言っているのと同じだ。」

仮想通貨への批判で興味深いことは、現時点での実用性に対する批判がほとんどであること。

例えば、米経済学者Paul Krugman (ポール・クルッグマン)氏のビットコイン批判には、もう少し中身があります。

☞BTCに将来性はあるか、下落を予期したノーベル賞受賞経済学者による批判

今後も仮想通貨に対してどのような意見が述べられているかに注目していきたいですね!

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