株式会社ACD、Wechat内でEC事業者初のミニプログラムをリリース

株式会社ACDは9月初旬に、テンセント社が運営する中国の大手SNSアプリ「Wechat」内で「全日空海淘Wechatミニプログラム」をリリースすると発表した。

これが実現すれば、株式会社ACDの試みは日経越境EC事業者として初となる。

以下、抜粋内容である。

株式会社ACD(本店:東京都江東区 代表取締役:園田康博)は、9月初旬より、テンセント社が運営する中国最大のアクティブユーザー9億人を超えるSNSアプリ「WeChat(微信)」内で提供される「WeChatミニプログラム(微信小程序)」(以下、ミニプログラムという。※ミニプログラム=App StoreやGoogle PlayなどのアプリマーケットプレイスでAppをダウンロードする必要なくWeChat上でアプリを起動できるサービス)に日系資本のEC事業者として初めて「全日空海淘モール Mini Program」をリリースする事を発表した。

これにより、同社が展開する既存のiOS / Androidアプリ「全日空海淘」に加え、中国人利用者にとって最も身近なSNSサービスの一つであるWeChatからダイレクトに商品の購入が可能となる。

既存のiOS / Androidアプリは、App StoreやGoogle Playなどのアプリマーケットプレイスから利用者自身がアプリをダウンロードし、インストールを行った上、アプリを起動させてから希望する商品を購入するアクションが必要であったが、ミニプログラムの場合、WeChatユーザーであれば、プログラム起動にこのような面倒なアクションが一切必要なく、さらに広告媒体等からミニプログラム上の希望する商品に直接的にアクセス可能となる点も、会員数の拡大および売上げの増大に繋がる利点となる。

また、今回リリースするミニプログラムは、前述の機能的な利便性に加え、ACDが本格的に実施する予定のWeChatと連動した各種プロモーション(WeChatモーメンツ広告等)との親和性も非常に高く、利用者のさらなる拡大が可能となる。
現在、WeChatユーザーのうち、WeChatミニプログラムのユーザー数は約4億人以上となっており、WeChatの月間アクティブユーザーも9億人を超えている状況を鑑みて、今後もミニプログラムにおけるユーザー数は、さらに増加することが期待される。

ACDは、2017年2月23日にテンセント社と戦略的提携を行っており、今回のミニプログラムのリリースを皮切りに、販売領域の拡大を本格的に開始し、当期年度中に香港、台湾、韓国など販売対象国を順次拡大し、世界的な展開を目指していく予定となる。

参考:「株式会社ACD:ニュース