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ちょっと様子見 !? 米ワシントン州で仮想通貨マイニング禁止へ
- 2018/10/22
- 仮想通貨の最新ニュース
中国などの特定地域に仮想通貨マイニングが集中していることは「好ましくない」と言われている中、それを如実に表すようなニュースが舞い込んだ。
米ワシントン州にあるグラント群の一つであるエフラタ市が、「様子を見る」ために新しいマイニング事業の開始を一年間禁止すると発表した。
マイニング禁止令、マイニング電気代も引き上げか
6-1という圧倒的な投票結果で新しいマイニング事業の参入禁止に踏み切ったエフラタ市。
マイニング事業の実態を把握するために、今回のような投票をするまでに至ったという。
エフラタ市が位置するグラント群では、「大量の仕事を提供することなく大量の電力を使用する」という点からマイニングが批判されており、多数の市でマイニング事業の進出が一時的に禁止されている。
また、マイニングで使用される消費電力に対し、通常の電気代よりも高いコストが2019年4月から課せられる予定だ。
しかし、エフラタ市評議員のJustin Kooy(ジャスティン・クーイ)氏は、
「電気代を上げても、エフラタ市が設定する料金は全米平均よりも安価なため、マイニングには依然として理想的な場所だ」
と述べ、さらなるマイニング事業への規制に乗り出す意向を明らかにした。
一方、反対票を入れた評議員Matt Moore (マット・モア)氏は、
「エフラタ市はビジネスをスタートするのに理想的な場所であり、その規模を問わずに経済的なチャンスを逃したくない」
とマイニング禁止令に対して異議を唱えた。
米国で仮想通貨取引に関する規制強化が懸念されている中、マイニング事業への規制も始まってしまうのだろうか。
原典:Ephrata OKs yearlong ban on new cryptocurrency mining
ここまでの内容と考察
米ワシントン州に位置するエフラタ市が、新しいマイニングビジネスを始めようとする企業に対して、マイニングを一年間禁止する方針を示したという、今回のニュース。
もし中国でこのようなマイニング禁止令が出されたらどうなるのかということを考えると、中国にマイニングが集中しているのが「危ない」と言われている理由もわかるかもしれませんね。
仮にビットコインマイニングが中国で禁止されたら、BTC送金時間が長くなるだけではなく、BTCネットワークへの攻撃を含める様々な問題が引き起こされる可能性があるでしょう。
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— ShahTrading (@shahtrading_) 2018年10月21日
Chinese Mining Centralization Poses Threat
Princeton University and Florida International University has found three-quarters of #BTC mining is based in China & warned of the potential risks that could result from the significant geographical centralization of the mining network pic.twitter.com/voVtWc63sE
— Fulijuntuan (@fulijuntuan) 2018年10月17日
ちなみにですが、エフラタ市民の声としては、マイニングによって生じる「騒音」に関する批判があったそうです。
「(マイニングの)音を海のように捉えようと頑張ったが、それが24時間毎日のように続くのは難しい」
「マイナーが工業用エアコンを起動させてからというもの、裏庭で夏を楽しめない」
少し保守的なのではないか、との見解もあるエフラタ市の今回の決断は、果たして吉と出るのでしょうか?
新しいマイニング事業は、電気代が安価な他の地域目掛けて移り去るかもしれませんね。
今後もビットコインマイニングやそれに関する規制について注目していきましょう!