タイ、26億円にも上るビットコイン搾取の疑いで27歳の俳優を逮捕

タイの警察は9日、2400ドル相当(約26億円)のビットコインを搾取した疑いがあるとみて27歳の俳優 Jiratpisit Jaravijit(ジラットピシット・ジャーラビジット)氏を逮捕した。

今回この事件が発覚したのは、7億9700万バーツ(約2400万ドル)相当の仮想通貨購入を勧誘されたフィンランド人による訴えがきっかけだった。

刑事裁判所は7月26日にも同容疑者へ「マネーロンダリングの罪」で逮捕状を出しており、今回逮捕に至った。

Jiratpisit氏らは「Dragon Coin(ドラゴンコイン)」という仮想通貨に投資をしている企業の株式購入を勧めており、この株式には配当金も株主総会への招待もなかったという。

最近世界各国で仮想通貨に関連する搾取事件が勃発している。

韓国警察も今週初め、113年前に沈没したとみられるロシア軍艦の財宝をめぐる仮想通貨詐欺の疑いで、シニルグループの事務所に立入り捜査を行った。

同グループは、自社仮想通貨を投資家に促すために、軍艦から見つかった金による配当を約束したと報じられている。

沈没船に隠された財宝の有無を証明できるものもなく、約600億ウォン(約58億円)の資金調達に成功しており、現在詳しい内容を調査中だという。

原典:「Thai Police Arrest Suspect in $24 Million Bitcoin Scam

ここまでの内容と考察

仮想通貨への取り組みが活発になってきているタイで、約26億円にも上る仮想通貨の搾取事件の容疑者が逮捕されました。

逮捕されたのは27歳の俳優だそうですが、一連の容疑はグループによる犯行だと予測されており、さらなる容疑者の捜索に当たっているそうです。

世界の課題でもある仮想通貨による「マネーロンダリング」。

先のG20でも上記について何回も話し合われていましたね。

今後どうなっていくのか期待です!