- Home
- ソニー、ついにブロックチェーン業界本格参入か
ソニー、ついにブロックチェーン業界本格参入か
- 2018/10/16
- 仮想通貨の最新ニュース
隣国でブロックチェーン技術の開発が意欲的に進められている中、日本も負けていない。
日本エレクトロニクス大手ソニーが、ブロックチェーン技術を基盤とする「デジタル著作権管理システム」の展開を予定している。
ブロックチェーン技術+著作権
教育コンテンツを主要なユースケースとする同システムは、デジタルコンテンツの著作権関連のデータ管理を全面的にサポート。
組織やクリエイターが手動行う従来の管理体制を、ブロックチェーン技術を通じて効率化させる思惑だ。
具体的には、作成日時や作成者の詳細などの情報を、「共有」且つ「検証」できる。
また、著作権の生成も「自動化」できるという。
ソニーは現在、このシステムをサービスとして商用化することを検討中だ。
ソニー、ブロックチェーン技術の取り組みに実は積極的?
ソニーによる今回の発表は、過去の同社の動向を踏まえると思いがけないことではない。
先月に公開された知的財産の専門メディア「iPR Daily」の調査によると、ソニーは数多くのブロックチェーン関連特許申請をした上位30社にランクイン。
米国特許商標庁に提出された特許の1つには、ブロックチェーンを基盤とするデジタル権利データを格納するコンセプトが記載されていた。
また、ユーザーデータを認証し、教育データを管理するシステムを含む発明も提出している。
「著作権の管理」という、ブロックチェーン技術の優良なユースケースを追求するソニーの取り組みは、まだ始まったばかりだ。
原典:Sony Builds Digital Rights Management System on a Blockchain
ここまでの内容と考察
ソニーが、デジタルコンテンツを対象とするブロックチェーン製品を開発したという、今回のニュース。
大企業はパブリックブロックチェーンを使わないだろうという見解がある中、LineやFedExなどを始めとする大企業が独自のブロックチェーンを展開し、サービスを構築するというケースは増加していますね。
今回の発表に対して、日本大企業によるブロックチェーンの取り組みということもあり、ツイッター上でも多くの声が上がっています。
既にmusicoinで実現出来るのに採用されないのですね😢
去年までに数多く生まれた仮想通貨プロジェクトが実現しても大手企業は独自でプラットフォーム構築しちゃうのか・・・
やはりICOはベンチャーの見本市で終わるのかソニー、ブロックチェーンで音楽・映像権利を管理: https://t.co/U8k1DeSMNj
— 快傑Z@ヴォエ (@CryptoKaiketsuZ) 2018年10月15日
記事からはどこに利点があるのか見受けられないです。ソニーはATRAC3やMagicGateで失敗してきてますし。
今回はあくまでも技術検証でしょうか。気になる。 https://t.co/dkNaxzYg1i— 遠藤 哲也@エンタメプロデューサー (@pushvision) 2018年10月15日
これには期待したい。購入したコンテンツがアプリやデバイス依存から解放されると一気にデジタルコンテンツの利便性が高まる。リーダーで購入したコンテンツがkindle でも読める的な。/ソニー、ブロックチェーンで音楽・映像権利を管理:日本経済新聞 https://t.co/zbtgfBKnJO
— そにっぷる (@sin_mac) 2018年10月15日
既に莫大な量のデジタルコンテンツを保有していることもあり、このプラットフォームが利用されることは間違いないでしょう。
この辺は、ユーザー確保に苦戦するスタートアップによる類似したプラットフォームよりも、一枚上手かもしれません。
今後も日本企業のブロックチェーン業界での活躍に注目していきたいですね。