LGも参画!ソフトバンクのブロックチェーン決済サービス開発が加速へ

国内大手通信企業ソフトバンクが手掛ける、ブロックチェーン決済サービスの開発グループに、韓国最大手の通信企業であるLGの子会社が参画する事が正式に決定した。

これにより、これまで以上のスピード感を持って、新サービスの開発が行われる事となる。

開始は2019年初頭?複数社合同開発の進捗はいかに

今回、LGグループ傘下の携帯キャリア「LG UPlus」が開発メンバーに加わった意図としては、全く異なるキャリア上でのブロックチェーン決済を可能としたい思惑がある。

既存で開発にメインで携わってきた企業は、日本のソフトバンク、台湾の遠傳電信(ファーイーストン)、そして米国のTBCAソフトの3社。

ここに韓国代表としてLG UPlusが加わる事で、さらに多国籍で幅の広い利用度を誇るサービスが展開可能となる。

肝心の開発状況は今のところ順調で、サービス名は「クロスキャリア決済システム(CCPS)」と発表されている。現段階の予定では、来年(2019年)初頭にサービステストの運用を開始するとの事だ。

日本代表としてプロジェクトをけん引するソフトバンク社は、既に別企業(今回参画中のTBCAソフトを含む)と合同で実施した、ブロックチェーン決済サービスの実証実験に成功しており、前例は創造済み。

かねてより、会長である孫正義氏もブロックチェーン技術に深く関心を持っているという事を踏まえれば、今後の開発により一層力が加わる事は自然の成り行きと言えそうだ。

原典:Korean Mobile Carrier LGU+ Launches Blockchain-Based Overseas Payment System

ここまでの内容と考察

ソフトバンクが主導で開発を進めるブロックチェーン決済プロジェクトに、韓国の大手通信企業LGの子会社が参画したという、今回のニュース。

新たにLG UPlusが加わった事で、単純に決済可能なキャリア数・国の数が増えただけでなく、キャリア決済世界一と名高い韓国の知見が活かされるメリットを享受できるようになりました。

韓国といえば、近年ではスターバックスでも仮想通貨の利用が可能になるなど、キャッシュレスの分野でこれからグローバル市場をけん引していく存在として存在感を放っています。

現金使用率がまだまだ高い日本は、同国に倣って商習慣をシフトしていくのでしょうか?

生の声(需要)も増え続けてきている現在、そしてこれからの時代、まさしく仮想通貨・ブロックチェーン界隈では、「決済」がキーワードになる予感が漂い始めてます。

そんな2文字を念頭に置きつつ、これからの市場の変化等に注目していきましょう!