仮想通貨界の新星SBI、セキュリティ重視のウォレット開発開始へ

国内最大手の金融企業であるSBIグループが、新たに仮想通貨のウォレットを開発中であるとの情報が飛び込んできた。

金融業界のドンと名高い北尾氏を筆頭に、同社の挑戦が開始した模様だ。

セキュリティは万全?新型ウォレットの全貌とは

上述の通り、SBIグループはこの度、ブロックチェーンのセキュリティ系スタートアップと提携し、仮想通貨ウォレットの開発を進めている。

仮想通貨業界におけるSBIと言えば、今年の7月から待望の市場参入を果たし、取引所の運営をスタートさせた事が記憶に新しい。

>> SBIホールディングス、仮想通貨取引所「VCTRADE」を本格的に開始

夏からの勢いそのままに、今冬はデンマークに本拠を置くスタートアップと組み、本格的にウォレット開発に向けて動き始めている様子だ。

実際に同社が出した月曜日のプレスリリースでは、今回取得したウォレット技術のライセンスについて、詳細内容を発表した。

今回の提携を経てSBIは、非常に高い精度と安全性を誇るウォレットを開発できると息巻いているという。

現に、冒頭でも登場した、SBIホールディングスの代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)の北尾氏は、

「今回の提携を経て、我々SBIは、これまでにないほどの高い水準を保ったサービス、ウォレットの提供ができるようになるだろう。

これまで、何百億もの資産が仮想通貨取引の不備を通じて失われてきたが、それも今後はなくせるようになる。

何よりも、安全・安心に特化したものをお見せしていきたいと考えている。」

と、自社製品に自信を覗かせるコメントを寄せている。

最近では、人気仮想通貨銘柄のc0ban(コバン)と組むなど、様々な施策を展開しているSBI。

>> SBIも出資する日本発プロジェクト「c0ban」、累積取引高が100億円突破する

今後同社はいかなる施策を打ち、市場に影響を及ぼしていくのか、注目が集まる。

原典:Japan’s SBI Group Is Building a New Crypto Exchange Wallet

ここまでの内容と考察

国内最大手の金融企業SBIが、新たにセキュリティ機能に重きを置いた仮想通貨ウォレットを開発中であるという、今回のニュース。

本文中にもある通り、SBIといえば、昨年からなかなか始動しないと騒がれていたことが思い起こされます。

>> SBIバーチャル・カレンシーズの取扱い通貨は3種類?年明けにも取引所オープンか

しかしそんな状況下にあっても、実はJALと提携を果たすなど、着実にその勢力図を拡大してきた同社。

>> JALとSBIグループが共同持ち株会社「JAL SBIフィンテック株式会社」を設立

世間からの注目度も高まる中、果たして北尾氏は今後どのような舵取りを行い、仮想通貨業界で光を灯すのでしょうか。

SBIのこれから、ひいては市場全体の動向から、ますます目が離せません!