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リップルが金融支援のためのベンチャーキャピタル「Xpring」を設立
- 2018/5/15
- 仮想通貨の最新ニュース
サンフランシスコに拠点を置くRipple Inc(リップル)社が、リップルの製品開発やXRPに関連したサービスを行う企業に対して金融支援を行う新たなプロジェクト「Xpring(スプリング)」を発表した。
仮想通貨リップルは現在時価総額が290億ドル以上で、ビットコインやイーサリアムに次いで3番目に高い規模を誇り、さまざまな銀行で試験的に導入されている。
今回のXpringによって、リップルを使う企業への投資や助成金の交付を行い、状況を変えたいとしている。
公式の声明でリップル社は、
「起業家や開発者から、リップル関連のプロジェクトに対して何かしらのサポートが欲しいという声が、頻繁に寄せられている。そして、非投機的なユースケースを持つ数少ないブロックチェーン企業として、我々は起業家たちをサポートできる独自の立場にいる。」
とコメントした。
さらにリップル社は、Facebookで開発者を務め、Facebook APIの製品マーケティングを監督していたEthan Beard(イーサン・ビアード)氏を上級副社長として迎えた。
「私は新しい技術を活用するスタートアップを手伝うことが大好きだ。Facebookでは、ゲームや音楽といった分野で、私たちのプラットフォームが新しく使われていくのを見てきた。」
Ethan氏は新たなサービスに対して非常に前向きに捉えており、さらにリップルに対しても、
「ブロックチェーンや仮想通貨には大きな問題を解決できるだけの力がある。そして、リップルはスピードやスケーラビリティにおいて、起業家がビジネスを構築するのに素晴らしいツールだ。」
とコメントしている。
先月には2500万ドル(約27億円)相当のXRPをベンチャーキャピタルファンドに投資するなど、リップル社はすでに投資済みのプロジェクトをいくつか発表している。
リップルは現在ユースケースが限られているが、今回のような新しい動きによって大規模な時価総額がさらに大きくなるかもしれない。それはまた、新規プロジェクトの資金調達が行いやすくなるという効果をもたらすだろう。
原典:「Ripple Launches Venture Capital Fund ‘Xpring’ to Bootstrap XRP Adoption」
ここまでの内容と考察
リップル社が、ベンチャーキャピタルを立ち上げるという今回のニュース。
「Xpring」の登場によって、リップル社のサポートを公的に受けることが可能になります。これは、かねてからリップルに関心があった団体や起業家には朗報といえるでしょう。
そして、リップルを活用するサービスやシステムが増えることで、リップルの流動性も高まることが期待されます。
リップルが今後どこまで普及し、発展していくのか注目ですね!