アジアへの事業拡大とともに高騰するリップル

アジア拡大とともに高騰するリップル

リップルの価格は水曜日に発表されたシンガポールへの事業拡大を受けて上昇した。

ブロックチェーンベースの決済会社「Ripple. Inc」は、アジアの銀行部門において重要なポジションを確立するために絶えず努力を重ねてきた。リップルは数週間前にも、世界最大の送金大国であるインドに事務所を設立。

さらに今週は毎年5500億ドル(約61兆円)以上の取引量を誇る金融大国シンガポールにオフィスを構えた。

市場回復とともにリップルの価格は高騰

シンガポールに新オフィスを構えると発表があった翌日にリップルの価格が高騰し、約20%上昇の0.204ドル(約22円)を推移していた。リップルの現在の時価総額は78億ドル(約8,700億円)で、ビットコインキャッシュを追い抜いて第3位に戻りました。

ちなみにリップルを取引している取引所は、韓国の主要取引所である「Bithumb」、「Korbit」、そして「Coinone」となっている。特にBithumbのXRP / KRW(韓国ウォン)はリップル取引量の半分以上を占めており、さらにKorbitとCoinoneが約10%ずつ占めている。

韓国の仮想通貨市場は、韓国が世界的に大きな仮想通貨市場を形成するということに期待しており、最近あった2つのニュースに対して前向きに捉えている。

1つは韓国で最も人気があるメッセージングアプリ「Kakao Talk(カカオトーク)」が100種類以上扱う取引所を開始するというもの。

そしてもう1つは日本のゲーム会社「Nexon」が韓国の持ち株会社を通して韓国の主要取引所「Korbit」を買収した。

世界の仮想通貨アナリストたちは、Korbitの買収によって日本と韓国のさらなるパートナーシップに繋がるのではと主張している。

原典:「Ripple Price Soars amid Asian Expansion

ここまでの内容と考察

ここ数週間で大きく価格が上昇したリップルは現在時価総額3位となり、0.189ドル(約21円)を推移している。

インドやシンガポールといったアジアの金融繁栄国でリップルは送金シェアを獲得しようというのです。インドやシンガポールでのシェアが獲得できれば、ブリッジ通貨として世界中の通貨とリップルが交換できる日もより現実的になりますね。

また、リップルを最も扱っている韓国では、毎日仮想通貨専門のニュースが流れているそうです。

中国の取引所に規制が入ったことによって多くの中国人投資家たちが日本や韓国に流れてきたと言います。それによってリップルもさらに流通量が高まり、ますます価格が上昇していくことが予想できますので注目しておきましょう!