コインチェックの一件で、格安航空会社ピーチが計画を再検討へ

格安航空会社「ピーチアビエーション」は、ビットコインをはじめとする仮想通貨での航空券購入システム導入を進めていた。

だが26日に起きたコインチェックの流出事件を踏まえて、この計画を再検討させることを発表した。

ピーチアビエーション航空会社は、

「今後この計画がどうなっていくかは、現段階では見通せない。慎重に状況を判断しながら進めていくしかない」

と発表した。昨年2017年にビットコインでの航空券購入システム導入を発表し、2018年3月ごろに実装される予定だった。

ピーチアビエーションは外国人旅行者の需要を確保するという方針のもと計画を進めており、そのためにも世界中で普及されている仮想通貨を取り扱おうとしていたのだ。

しかし今回のコインチェック事件やビットコイン自体の価格が非常に不安定で、乱高下が激しいという理由から再検討に至ったという。

ここまでの内容と考察

2017年にビットコインの導入計画を発表していた格安航空会社「ピーチアビエーション」。

今年の月ごろに導入を予定しており、もしこれが実現すれば世界初の仮想通貨導入航空会社となっていました。

しかし今回コインチェックでのネム流出事件や、ビットコインの大きな下落をうけてピーチアビエーションはこの計画を再検討へ見送ったと言います。

ビットコインは1日~2日で一時100万円を下回り、2017年と比べて約半分の価格にまで下落しました。

国内大手仮想通貨取引所「bitFlyer(ビットフライヤー)」によると、

「コインチェックの一件を受けてかわからないが、ここ数日で多くの仮想通貨で売りが続出し、価格が全体的に下落している」

と述べていました。特にビットコインへの影響は大きく、昨日では1BTC=8,000ドル(約88万円)をも下回ったと言います。

今後コインチェックの対応や金融庁の動向によって再び日本の仮想通貨業界は変化していくことが予想されますので、しっかりチェックしておきたいですね。