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PayPalの共同設立者ピーター氏「ビットコインは大きな可能性を秘めている」
- 2017/10/27
- 仮想通貨の最新ニュース
PayPalの共同設立者Peter Thiel:ビットコインに「大きな可能性が残っている」
億万長者の投資家ピーター・ティール氏は、ビットコインの批評家は、「サイバー・オブ・ゴールド」になるためにクリプトカレンシーの「大きな可能性」を「過小評価」していると考えている。
ビットコインに「大きな潜在的な左翼」がある
過去1年でビットコイン価格は800%近く上昇し、現在約6,000ドルで取引されており、多くのアナリストが「ビットコインは投機的なバブル」だと主張している。
一方、ティール氏は、「ビットコインは「大きな可能性」がまだ残されており、まだまだ過小評価されている」と語っている。
決済アプリを提供する「ペイパル」の共同設立者であり、設立初期からフェイスブックに投資していたことで有名なティール氏は、アラビアのリヤドにあるFuture Investment Initiative
「ビットコインが金にとって代わる資産となるならば、まだまだ大きな可能性が残されている」
一方でティール氏は、アルトコインはビットコイン程の価値はないと考えている。
「ビットコインは金のような準備資産としての可能性を秘めている。決済手段として考える必要はない」
シリコンバレー、ビットコインを採用
ティール氏は、2014年仮想通貨に対して懐疑的であったが、仮想通貨市場が成長したことで、意見を変化させました。
また、シリコンバレーになじみ深いという点でティール氏と共通点がある、アップルの共同設立者スティーブ・ウォズニアック氏は、今週初めにラスベガスで開催されたマネー20/20カンファレンスにおいてビットコインに対してポジティブな発言をした。
ウォズニアック氏は
「金の量も限りがあるかもしれませんが、ビットコインの生成量はシステム上で明確に決まっており、だれも変えることができません。」
と語っている。
一方で、数日前サウジアラビアの億万長者投資家アルワリード・ビン・タラル氏は
「管理者がいない通貨であるビットコインは上手くいくはずがない。いつか爆発するだろう」と述べた。
原典:「PayPal Co-Founder Peter Thiel: bitcoin Has‘Great Potential Left’」
ここまでの内容と考察
ペイパルの共同設立者であるティーン氏は、ビットコインを安全資産として大きな可能性を秘めていることを明らかにしました。
この意見は、ビットコインの今後の進展を的確に予測しているように感じられます。現在ではビットコインのボラティリティが非常に高く、安全資産とは呼べませんが、ボラティリティがさらに大きくなり、価格変動が抑えられれば十分に機能するのではないでしょうか。
そうなれば現在の金にとって代わる存在になり、ビットコインは大きな価値を持つようになるでしょう。
またティーン氏は、ビットコインが決済手段とは考えないほうが良いということにも賛成です。というのもビットコインよりも現在新たに出てきているアルトコインのほうが性能が良い仮想通貨だからです。
そもそもビットコインは送金に5分~10分ほどかかり、決済手段としては非常に不便。ビットコインよりもNEMやライトコインなど決済に優れています。ただ、金にとって代わる存在になれるポテンシャルはビットコインが一番高いことは確かです。