ノーベル経済学賞受賞のエコノミスト「ビットコインはまもなく暴落するだろう」

巨万の富を持つ投資家が語る仮想通貨の未来、「ビットコイン価格は6~10ヶ月で1万ドルに達するだろう」

ノーベル経済学賞受賞のエコノミスト、ジョセフ・スティグリッツ氏は「ビットコインを禁止するべきだ」と述べている。

さらにその翌日、もう1人のノーベル経済学賞受賞者、ロバート・シラー氏が、ビットコイン市場は1929年の世界恐慌を引き起こした米国の株式市場の盛り上がりと同様であるという主張をした。

スティグリッツ氏とシラー氏はそれぞれ、「ビットコインが社会的に有用な機能を持っていないこと」、「マネーロンダリングの懸念、中央管理者の監督がない問題」からビットコインを批判している。

シラー氏は、1990年代の米国のインターネットバブルと2000年代の不動産バブルから資産市場の予測を行っており、この理論から考えるとビットコイン市場は「バブル」であると言えるのだという。

また、シラー氏は、今週リトアニアで開催されたカンファレンスで、

「ビットコインは非常に素晴らしいシステムを持っています。そして仮想通貨投資家の方々はビットコインを保持しています。このビットコインの反政府的、反規制的なシステムが皆さんを引き付けます。それが本当だったなら、、、」

と、警告を発している。シラー氏は、仮想通貨バブルがいつ終わるのかは不明であるが、1920年代の米国株式市場のバブルと比較しているという。

彼によると、ビットコインの価格は上昇していくが、最終的には1929年の株式市場のように暴落するという。

シラー氏の主張は正しいのだろうか

注目すべきは、シラー氏は、2013年に「資産市場のトレンド予測」でノーベル経済学賞を受賞しているにもかかわらず、ビットコイン市場動向を予測できていないことである

シラー氏のコメントは、先週ビットコインの価格が過去最高値の11,400ドル以上の新記録を達成し、急速に9,200ドルまで下落した際に、発信された。

現在は、ビットコインの価格は回復し、11,100ドルで取引されており、シラー氏の発言とは異なり、ビットコイン価格は急落せず。

加えて、シラー氏は、2014年にも仮想通貨がバブルであると述べており、その信憑性は低い。

シラー氏とスティグリッツ氏は、過去にインターネットバブルや不動産バブルを予測していたにもかかわらず、ビットコインに対する彼らの予測は外れている。

これを考慮すると、ノーベル経済学賞受賞者の2人は、仮想通貨に対して批判的すぎると言わざるを得ない。

原典:「https://www.cryptocoinsnews.com/nobel-laureate-economist-predicts-bitcoin-crash-wont-go-to-zero-it-will-just-come-down/」

ここまでの内容と考察

ノーベル経済学賞受賞者の2人でさえビットコインの価格上昇を予測することができていないということが分かりましたね。

2009年にビットコインが誕生しましたが、はじめにビットコイン決済を行ったのがピザの
支払いだといわれています。

その時の価格は、1BTCがたったの0.2円。2017年現在ビットコインの価格は、なんと8年前の600万倍!

また、2014年にシラー氏がビットコインはバブルであると発言したときから25倍になっています。

一方で、今のところ本来のビットコインの目的である決済手段としてはほとんど価値はゼロ。

「金」のような安全資産としてや、投機商品としては成熟してきていますが、、、、

では、ノーベル賞受賞者の予測が当たらないとしたら、どうすればよいのでしょうか?

管理人は(あくまでも一意見ですが)、年始あたりにマイナーとビットコイン開発者の戦いが再燃し、ビットコイン価格の暴落があるという裏情報もあるので、良い正月を送るために一旦利確しておくのも手だと思います。