NEMの資金洗浄が完了!?コインチェック事件がついに終焉へ

流出したNEM最新情報!犯人とホワイトハッカーの攻防

世間を騒がせ続けたコインチェック事件が、やっと終わりを迎えそうだ。

国内最大手の仮想通貨取引所であるコインチェックから仮想通貨NEM(ネム)が約580億円分ハッキングされ盗まれた事件で、調査関係者は既に550億円分の同通貨が犯人によって資金洗浄されている事を先日発表した。

報道によれば、今回の事件で盗難されたNEMは、ダークウェブと呼ばれるインターネット上の裏サイトを通じて、不正な売買が行われていた模様だ。

裏サイトを経由する事で捜査側の手を逃れ、盗んだNEMを売買したり、他の仮想通貨と交換をし、資金を洗浄していたとみられている。

一気に加速した資金洗浄

コインチェック事件が勃発したのは、今から約2か月前の1月26日。事件が発覚した直後に、コインチェックは外部のセキュリティ会社に捜査委託をし、また盗まれた通貨の大元であるNEM財団は独自の方法で捜査に加担した。

日本国内では「ホワイトハッカー」と呼ばれる存在も一時的に話題となり、犯人特定・逮捕は秒読みではないかとまで言われてた。

しかし事態はそう簡単に好転せず、上述のような抜け道を行く犯人を追いかける中で、時間だけが経過していき、徐々に資金洗浄の額も増えていった。

そして今月中旬に入ってからは特に資金洗浄の動きが加速し、約40%が洗浄済みとなる。

そこからたった1週間ほどしか立っていない今日、9割以上(550億円分)のNEMが洗浄完了となってしまったのだ。

100人以上の捜査部隊を敷き、万全な体制で望んだ今回の事件解決だが、歯がゆい結末となってしまったのは後悔しきれないだろう。

ただ、既に企業体力も持たず、半ば諦めモードに入っていたのも事実だ。

実際3月18日には、NEM財団の犯人追跡打ち切りが発表されるなど、事実上の白旗宣言が行われていた。

洗浄されてしまった分のNEMに関しては諦めざるを得ないと言えるが、それでもコインチェックは先日12日から被害者に日本円の補償を開始している。

覆水盆に返らずとはよく言ったものだが、現在の状況を踏まえた上で、今後コインチェックはどのような対応を見せていくのか。

また本当に犯人は逮捕できず終いなのか。

今後のコインチェック事件の収束模様に、注目が集まる。

ここまでの内容と考察

この約2か月間、連日報道を耳にし、嫌でもその名を覚えてしまったコインチェック事件。

当サイトでも度々お伝えしてきた同事件が、犯人側の逃げ切りという後味の悪い終わり方で一旦幕を閉じる事となりそうです。

既に580億円の内、約550億円分のNEMが資金洗浄されているとみられていて、捜査関係者もお手上げ状態になりつつあります。

そんな中でも本文中にある通り、コインチェック側は補償を開始するなど、最善の努力を尽くしているように見受けられます。

バッドエンドではありますが、将来的に犯人が何かの形で見つかるかもわかりません。

そうした可能性を今は信じながら、未来に希望を馳せてこれからの仮想通貨市場に期待していきましょう!

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