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LINE、独自のトークンエコノミー「LINK」を展開開始へ
- 2018/9/28
- 仮想通貨の最新ニュース
昨日(27日)、国内最大手のIT企業であるLINEが記者会見を開催し、今後の事業展開予定等について、詳細を発表した。
日本市場を牛耳るIT巨人が、ついに仮想通貨事業を本格始動する事となる。
ベールを脱いだ独自のトークンエコノミー!通貨発行のXデーは10月16日に決定
今回LINEが発表した内容は、ずばり「LINE Token Economy」と題された、同社が今後創設予定のトークンエコノミー(独自仮想通貨経済圏)に関してだ。
以前に競合である「楽天」と同日発表を行った中で話題を呼んだ同エコノミーの核には、「LINKエコシステム」と名づけられた独自環境が存在し、「LINK Point」や「LINK(独自通貨)」といったオリジナルのポイント・通貨が使用可能となっている。
今のところ、前者のポイントは国内向け、後者の通貨は海外向けという方針で、以前から変更はない。
むしろ今回のリリースで特筆すべきは、LINKエコシステムの具体的な性質で、いわゆるdApp(分散型アプリケーション)として、累計5つの機能を有しているというのだ。
それぞれの具体的な内容(タイトル)については、以下記載通りとなっている。
(1)知識共有Q&Aプラットフォーム「Wizball」
(2)未来予想プラットフォーム「4CAST
(3)商品レビュープラットフォーム「Pasha」
(4)グルメレビュープラットフォーム「TAPAS」
(5)ロケーション SNS プラットフォーム「STEP(仮)」
気になるセキュリティ面等に関しては、同エコシステムの基盤である「LINK Chain」を通じて担保され、更に取引の記録等はこれまたオリジナルのネットワーク「LINK SCAN」上で確認する事が可能となっている。
そして、肝心の仮想通貨「LINK」に関しては、同じくLINEが運営中の仮想通貨取引所「BITBOX」を通じて、来月(10月16日)より取扱いが開始する予定となっている模様だ。
ここまでの内容と考察
大手IT企業のLINEが、来月中旬からついに独自の仮想通貨を発行し、トークンエコノミーの構築に向けて始動するという、今回のニュース。
今月初頭の発表から間髪空けずの発表であったにも関わらず、かなりのスピード感で進歩した内容をリリースした辺りは、さすがLINEといったところでしょう。
実際、今回の発表内容に関して、以下のように世間も大賑わいを見せているようです。
LINEpayとかでいつか仮想通貨決済が出来るようになったらいよいよ感がすごい。 #仮想通貨 #暗号通貨 #LINE #ライン
— CRYPTO_PIECE (@PieceCrypto) September 27, 2018
「日本向けのLink Pointを、日本の仮想通貨取引所に上場することも含めて検討中」と伝えている。
もし上場するとしても、日本円とレート固定のLINE Pointは法的には仮想通貨ではなく通貨建資産。ステーブルコインの一種という位置づけになるだろう。https://t.co/FnMWZC9TFZ
— 星 暁雄 (@AkioHoshi) September 27, 2018
この5つのdAppsで獲得したLINK Pointが送金できるようになれば、もう完璧〜!
合算は絶対したくなりますからね〜
そして、LINEポイントに換金して….LINEPayで使うのが王道になりますかね。#LINK #LINE pic.twitter.com/y2WkZOc1IX— キヨスイ@dApps (@kiyosui_goraku) September 27, 2018
独自のネットワークといえば、毛色は違えど、大人気仮想通貨のXRP(リップル)を巡っても、運営企業のRipple社が創設中の「リップルネットワーク」に期待と注目が集まっています。
今後、LINEもリップル同様、世の中の視線を集約する事はできるのでしょうか。
同社の将来的な活躍ぶり、ひいてはそれに応じて変遷する市場の動向から、ますます目が離せません!