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韓国の大手取引所「Bithumb」の2017年度収益がなんと前年の171倍に
- 2018/4/11
- 仮想通貨の最新ニュース
韓国の大手仮想通貨取引所である「Bithumb」は、2017年度の収益が171倍になったと発表した。
指数関数的な成長
Bithumbの親会社であるBTCKoreaは、韓国証券取引所(KRX)に上場している公開企業。
今回BTCKoreaが発表した2017年度の収益方向によると、唯一の子会社であるBiyhumbからの収益が171倍になっているとのことだ。
Bithumbは各注文の0.15%を運用手数料としており、収益モデルは他と同様の仮想取引所となっている。
収益が大きく跳ね上がった主な要因は、2017年-特に第4四半期にビットコインやイーサリアムをはじめとする仮想通貨の需要が急増。
それに伴って韓国での取引量も一気に急増したという。
もちろんそれは株式市場にも影響しており、取引所プラットフォームの売却などによって公開されている取引所の株価は高騰した。
ちなみに韓国で3番目に大きい取引所プラットフォームである「Korbit」は、1億5,000万ドルで買収されたという。
発表された収益報告によると、純利益が4億2,000万ドル。そのうち、収益は3憶3,000万ドルになる。
この差額である9,000万ドルは、オフィスレンタル代である営業外収益だという。
Bithumbはソウルの中心部にある商業ビルを拠点にしているが、Bithumbが使用しているのはその一部のみ。
他のフロアや部屋は他の企業に賃貸として貸し出しているという。つまりこれは会社の営業外収益として見積もることができるのだ。
さらにBithumbは資金の大部分をBTCやETHで保有しており、仮想通貨市場の変動によって営業外利益が乱高下する。
数年前に大手電子商取引企業「Yahoo」が中国の「Alibaba」の株式を大量に保有しており、Alibaba株の高騰に伴って非営業利益が急増したということがあった。
今回も市場の変動によってはより大きな収益になる可能性があるという。
仮想通貨で保有するという大きなリスク
しかし資金の多くをBTC、もしくはETHで保有している場合、仮想通貨市場の下落とともに資金量も激減する。
ちなみに2018年末までにビットコインの価格が19,000ドルを超えない限り、2018年度は大きな損失になるという。
原典:「South Korea’s Biggest Cryptocurrency Exchange Posts 171x Revenue Spike in 2017」
ここまでの内容と考察
2017年度に大きく仮想通貨への需要が伸びた韓国。
その中でもBithumbを運営するBTCKoreaが、なんと2017年度で171倍もの収益が出たと発表していました。
確かに2016年~2017年にかけての仮想通貨市場の上昇は凄まじかったが、171倍というのは驚き。
しかし一方で現在仮想通貨市場は下降中。今後もこの下降トレンドは一定期間続くともいわれています。
また本日4月10日(火)に金融庁が「第一回仮想通貨交換業等に関する研究会」を行い、国内取引所17社のデータをもとに資料を作成したようです。
>>まとめはこちら
日本・海外のデータで統計を取っているので、非常に面白いですし、今後仮想通貨業界の透明性を証明するものになるでしょう。
引き続きこういったデータや統計などにも注目していきたい。
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