次世代仮想通貨大国?中東の大国イスラエルが見せる勢いとは

次世代仮想通貨大国?中東の大国イスラエルが見せる勢いとは

「スタートアップ国家」を標榜し、国ぐるみで積極的なベンチャー支援を行う中東の大国、イスラエル。

そんな同国では、現在までになんと200を超える仮想通貨系スタートアップ企業が乱立しているという。

瞬間最大風速世界一?数字から見るイスラエルの勢いとは

上述の通り、現在イスラエルでは、凄まじい勢いで仮想通貨ベンチャー企業が急増している。

その証拠に今年1~9月までのICO件数を集計したとある調査では、その数約800件に及び、約680億円もの大金を調達した事がわかった。

これまでICOによる資金調達が活発なのはロシアや米国がメインとされてきたが、イスラエルも仮想通貨やブロックチェーンへの取り組みに積極的な国の一つとして名乗りを挙げ始めている。

実際、昨年(2017年)のICO調達額は660億円(350件)だったのに対し、今年は上述の数値だけで同水準を超えた形だ。

加えて人口約900万人のイスラエルでは昨年、スタートアップ企業がベンチャーキャピタルから5500億円調達。

これに対し約1億3000万人の日本は2700億円と、熱の入れ具合の差は歴然だ。

近年では、証券プラットフォームをブロックチェーンベースで構築するなど、最新技術の活用にも余念がない同国。

かけるコスト、予算感の規模の大きさは言わずもがな、こうした新技術等への姿勢も非常に前向きであるという事が、ここまでの実績を残している最大の要因の1つと言えそうだ。

業界を牽引する立ち位置に名乗りを挙げるイスラエルは、果たして今後どのような舵取りを行っていくのか、注目が集まる。

原典:First Israeli Blockchain Report

ここまでの内容と考察

中東の大国イスラエルで、ICOの資金調達をはじめとした仮想通貨市場の活性化が促進されているという、今回のニュース。

本文中でも指し示している通り、イスラエルにおける仮想通貨市場の膨らみは凄まじく、勢いだけでいえば世界トップクラスと言っても過言ではないかもしれません。

過去には給与の支払いをビットコイン建てにする許可を私企業が申請するなど、まさに先端を行く行動が繰り返される同国。

日本国民からも非常に高い関心が集まる中、今後イスラエルはどのようなパフォーマンスを発揮していくのでしょうか。

今後の同国の活躍、ひいては仮想通貨市場全体の動向から、ますます目が離せません!