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イーサリアムの価格が暴落?EOSによる大量売却が要因か
- 2018/5/29
- 仮想通貨の最新ニュース
先日28日、時価総額第2位のイーサリアムが暴落した。
この暴落に対し、Fintech系のメディア「TrustNodes(トラストノーズ)」は
「EOSがBitfinex でイーサリアムを大量に売却していた。おそらくこれが原因だろう」
と指摘しているという。
仮想通貨コミュニティでも同様の見解が議論されており、Twitterでよく知られているWhalePanda氏も自身のツイッターでEOSについて言及している。
Wondering who just ragedumped $ETH on @bitfinex. Didn't $EOS still have a lot of ETH and they were using Finex before. pic.twitter.com/l1Hps2jloJ
— WhalePanda (@WhalePanda) 2018年5月28日
過去24時間で約8%以上も下落したイーサリアムは、現在515ドル(約5.6万円)となっている。
ちなみにTrustNodesの調査によると、過去30日間の間でEOSはイーサリアムに約9億5000万ドル(約1,037億円)も費やしたという。
そもそもBitfinexをはじめとする仮想通貨取引所でのイーサリアム取引量は、大体1時間で2万ETHほど。
しかしEOSは1時間でなんと18万ETHの売買を行っており、これによって大きな下落が発生したと見られているのだ。
さらにイーサリアムの取引履歴やトランザクション追跡ができるetherscanを見ると、「EOScrowdsale」とマークされたウォレットに約20万のETHが保管されている。
そして「EOS-Owner」というウォレットには91.6万ものETHが入っており、EOSが管理するウォレットには合計でなんと、110万ものイーサリアムがあるという。
他にも仮想通貨の時価総額や取引所での取引量データを公開しているCoinmarketcapによれば、過去24時間にbitfinex で取引されたETHは2億以上にも上るという。
ちなみにOKExでは1億ETH、Huobiでは9800万ETHの取引量だったのを考えると、約2倍の取引がされたということになる。
原点:「Ethereum’s Price Drop Possibly Due To Large ETH Sell-Off By EOS, Report Says」
ここまでの内容と考察
下落傾向にあった仮想通貨市場ですが、先日〜本日にかけてさらに下落しましたね。
中でも特に下落したのが今回のイーサリアム。
スマートコントラクトを特徴とするイーサリアムは様々な企業や金融機関、そしてICOのベースにもなる仮想通貨。
そんなイーサリアムがEOSの大量売却によって大きく下落したといいます。
現在下落の止まらない仮想通貨市場ですが、今回の大量売却でまたもや下落が加速されそうですね。
イーサリアムをはじめとするアルトコインの動きが最近活発になってきましたが、今後市場の回復につながる良い材料が欲しいところですね。