Ripple(リップル)は仮想通貨業界をけん引する通貨になりうるのか?

仮想通貨といえばビットコインを思い浮かべる人は多いだろう。

しかし仮想通貨の相場がバブル期のような水準に戻れば、ビットコイン以上に投資利益率が期待できるコインがいくつもある。

その中でも一際注目されているのが、米のRipple.Inc(以後リップル)が発行する「XRP」だ。

XRPは現在、銀行の送金システムを革新的に進化させる潜在能力を持つ。

リップルは国際送金システムとして世界中の法定通貨(ドルや円など)の架け橋となる「ブリッジ通貨」を目指しており、既にリップルのブロックチェーン技術によってメガバンクや決済サービスを提供する大手企業と提携している。

例えば、日本人が円で米国に送金しようとすると、「円」は「リップル」に送金されたのち、「XRP」で米国に送られる。

そして受取人は現地の金融機関を通して、「ドル」を始めとする法定通貨を選択して受け取ることができる。

このように銀行が「円」から「ドル」に変換するための時間とコストを大幅に削減することを実現できるのだ。

そんなリップルが今後必要とするのは、価格が過去最高値に達し、大きな推進力を得ること。

提携先としてスペイン最大手の「サンタンデール銀行」や日本の「SBIホールディングス」、そして中国最大の送金サービス「連連(LianLian Internationa)」が名を連ねる。

このように銀行や企業とのパートナーシップによって、今後もリップルは普及し、一般消費者にとってより身近な存在になるだろう。

また先程のパートナーシップ以外にもリップルは大きな可能性を秘めている。

リップルが提供する送金システムは、国際送金サービスを展開する「Moneygram(マネーグラム)」や「Mercure FX (マーキュリーFX)」。

さらに「IDT Corporation(IDTコーポレーション)」などの各社によって、試験的に運用されているという。

その他にも、リップルの送金システムに関心を持つ企業は100社以上と言われている。

関心を持たれる理由として、現在の仮想通貨が「インターネット黎明期」と似ていると言われていることが上げられる。

インターネットの普及は人間の生活を劇的に変化した。

知りたい情報は検索すれば知ることができ、買い物もクリックするだけで物が買えてしまう時代だ。

インターネットのように信頼され、より普及することができれば、仮想通貨市場はさらに拡大するだろう。

その先駆けとして、リップルはより人々の身近な存在になり、人々の生活をよくすることで仮想通貨市場の牽引役となるだろうと言われている。

ここまでの内容と考察

いかがだったでしょうか?。

リップルは国際送金システムとして、世界中から注目されています。

その理由として、世界中の大手金融機関との提携や決算システムの試験運用が行われ、今後リップルはより人々の生活に身近になるからです。

もし、リップルが国際送金システムとして導入に成功するとなると仮想通貨市場をけん引する存在となります。

しかしそんなリップルにもまだまだ課題があります。

それは仮想通貨に対して各国の規制が様々であること。

中国は仮想通貨の取引やIOC(仮想通貨による資金調達)を禁止し、インドは仮想通貨が憲法違反としてインド準備銀行が仮想通貨禁止令を求めています。

しかし、日本のように仮想通貨の規制を行う国もありますが、ブロックチェーンに着目してフィンテックの技術革新を望む国も多くいます。

現状の各国の対応の中で、リップルは国際送金システムとして世界は受け入れてくれるのか…。

もし、国際送金システムとしてリップルが導入されれば、仮想通貨市場をけん引する存在となるでしょう!