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盗まれた約18億円相当の仮想通貨がハッカーから返金された?
- 2018/2/28
- 仮想通貨の最新ニュース
仮想通貨で資金調達を行うICO(Initial Coin Offrring)に大きな注目が集まっている。
このICOは仲介業者を介さずに世界中から資金調達ができ、面倒な手続きを行わなくて良いのが特徴だ。
しかしそのICOは現在ハッカーのターゲットとなっている。
イスラエルに拠点にを置く「CoinDash(コインダッシュ)」もICOのハッキング被害を受けた企業の1つである。
2017年の7月、CoinDashのウェブサイトに掲載されているウォレットアドレスが書き換えられ、ICOに参加しようとしていた投資家のコインはハッカー達に盗まれた。
この当時の損失は700万ドル(約7億4,000万円)。
CoinDashは投資家に対し、元の仮想通貨ではなくICOトークンでは保証するとしていたが、イーサリアムの価格が上昇していた9月、当時のハッカーが突然1万イーサリアムを返金。
さらに2月23日、2万イーサリアムが同社のプラットフォームに返金されたことをCoinDashが明らかにした。
ハッカーからのトランザクションの履歴はCoinDashから見ることができ、その名は「FAKE_CoinDash」という名のハッカーのアドレスの一つであった。
また今回返金されたイーサリアムの価格は約1700万ドル(約18億円)。これはハッキング当時のイーサリアム価格より大きく変動しているため、むしろ増えて戻ってきたようだ。
ここまでの内容と考察
ICOという資金調達方法が始まってから様々な詐欺が起こりました。
今回のCoinDashの一件も珍しい話ではなかったが、盗まれたイーサリアムが返金されたことで大きな注目を浴びました。
返金された理由は明らかになっていませんが、CoinDash側からするとこの上ない喜びであったでしょう。