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コインチェック事件に進展!「NEM」の半分が資金洗浄完了か
- 2018/3/18
- 仮想通貨の最新ニュース
世間を騒がせ続けているコインチェック事件に、また新たな進展があった。
昨日、国内大手仮想通貨取引所のコインチェックが、匿名性の高い仮想通貨3種類の取り扱いを中止する旨を発表した。
その理由としては、今回世間を騒がせる結果となった同取引所のハッキング問題を通じて盗まれた仮想通貨がいずれも、匿名性の高い仮想通貨に買い換えられていたという事実が新たに発覚したからであった。
今回の事件の犯人は、匿名性の高い仮想通貨を「ダークウェブ」と呼ばれるインターネット上の闇サイトで売買し、盗難した通貨の洗浄、いわゆるマネーロンダリングを行ってきた。
以前にニュースでお伝えした時は、盗難された通貨の約3分の1が既に洗浄完了しているという話であった。
しかし今回、悪いニュース極まりないが、前回からさらにマネーロンダリングは進行し、なんと全体の約半分が既に洗浄完了しているというのだ。
その額は約290億円分(流失当時のレートで計算)で、まもなく300億円の大台を超えてくるのではないかとも言われている。
これまでコインチェック、ひいては警察や盗難された仮想通貨の大元であるNEM財団は、あの手この手で犯人特定に尽力してきた。
盗難された分の仮想通貨については独自のマーキングを施して他の仮想通貨と差別化を図るなど、考えうる最善の策を打ってきたのは事実だ。
しかし上述の通り、犯人グループは匿名性の高い仮想通貨を利用する事で、こちら側の目をくらませる事に成功した。
加えて、盗んだ仮想通貨をマネーロンダリングすることでマーキング等を完全に外し、足をつけないような犯行を行っている。
それだけに、捜査が難航してしまうのはある種仕方がない事ともいえるかもしれない。
捜査関係者によれば、既にある程度のヒントは得ているが、実際に事件解決に至るまではまだ時間がかかるかもしれないとの事だ。
既に事件も折り返し地点を迎えているかのように見えているが、それだけに捜査により一層の熱が入る事は間違いないだろう。
ここまでの内容と考察
連日世間を騒がせているコインチェック事件の進展で、今回は悪いニュースです。
今回の事件で盗難された約580億円分の仮想通貨のうち、約290億円が既にマネーロンダリングされ、不正に売買されているとの事。
せっかく補償のめどが立ち、いよいよこれからという時期に、このニュースは幸先悪いですよね。
匿名通貨は追跡が非常に困難なため、捜査側が手を焼いてしまうのも無理はないと言えそうです。
今後コインチェック事件はどのような結末を迎えるのでしょうか。
引き続き、目を離さずにいきましょう!
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