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南米プロサッカーチーム仕掛ける、ICOで20億円調達へ!
- 2018/9/16
- 仮想通貨の最新ニュース
ブラジルのプロサッカーチームアヴァイFCがICOで約2000万ドル(約20億円)の資金調達を行うと発表した。
プロサッカーチームがICO!?
現在セリエB(2部リーグ)に所属するアヴァイFCは、セリエA(1部リーグ)への昇格と南米最大の大会コパ・リベルタドーレスへの出場を目標に掲げている。
ICOで調達した資金によって、チームの補強を行うとしているのだ。
今回のICOプロジェクトは、スポーツ関連の投資サービスやスポーツイベントのマネジメントを手掛けるSpotyCo(スポーティコ)とBlack Brige Group(ブラック・ブリッジ・グループ)の協力で実現した。
トークンセールは10月から開始される予定で、最低調達金額である800万ドル(約9億円)に到達しなければ全て返金される。
SpotyCoの共同設立者であるMarco Filej(マルコ・フィレジ)氏は、
「試合チケットの購入や取引所での取引以外にも、何かしらの特別な体験にトークンが使えるようにしたい。」
と述べた。
また、アヴァイFCの代表Francisco José Battistotti(フランシスコ・ホセ・バティストッティ)氏は、
「私たちは、ICOを行う世界で最初のサッカーチームとなった。この新しい方法で世界中の各クラブが資金調達を行えるような道筋をつけていきたい。」
と大きな期待を寄せている。
サッカー界で広がる仮想通貨プロジェクト
ブラジルでは、今年1月に現役を引退した元ブラジル代表のロナウジーニョが、サッカー推進事業の第一歩として独自の仮想通貨プロジェクト「RSCoin(ロナウジーニョ・サッカーコイン)」を発表。
サッカー界では他にも、フランスの名門パリ・サンジェルマン(PSG)が、ブロックチェーン企業と提携し、仮想通貨によるファン投票を実施する計画が浮上している。
原典:Brazilian Football Club Avaí to Launch Cryptocurrency, $20 Million ICO
ここまでの内容と考察
ブラジルのサッカーチームがICOによる資金調達を行うとした今回のニュース。
サッカー界では、有名選手による独自トークンの発行など、仮想通貨・ブロックチェーン技術への動きが活発になってきているようです。
これは仮想通貨やブロックチェーンの技術が様々な分野で使われ始めていることの象徴とも考えられ、今回のニュースもその一端と言えるかもしれません。
また、今後はサッカー界だけでなく、スポーツ界全体でブロックチェーン技術を活用した資金調達やファン獲得の動きが本格的に始まるだろうという見解も多いようです。
特にファンとの関わりが非常に重要なスポーツマーケティング・マネジメントでは、トークンを主体とした様々なサービスや、斬新なビジネスモデルが考案されるかもしれませんね。
プロアスリートが個々で行うICOにも注目していきたいですね。