ビットコインキャッシュ決済激減、原因は大口投資家?

ジハン・ウー氏「ビットコインキャッシュが本当のビットコインだ」

ブロックチェーン分析会社ChainAnalysis(チェーンアナリシス)によると、仮想通貨決済サービスを使ったBCH決済が減少しているそうだ。

ビットコインキャッシュユーザーが減少している?

ChainAnalysis社がBitpay(ビットペイ)やCoinfy(コインファイ)を含む仮想通貨決済サービスを対象にレビューを行なったところ、

今年5月には約1050万ドル(約12億円)程あったBCH決済量が約370万ドル(約4億円)まで減少していたことが判明した。

また、約4億1200万ドル(約460億円)程の決済量を誇っていたBTC決済も、約6000万ドル(約67億円)まで縮小している。

今回報告された決済量の減少は、仮想通貨価格の下落が大きく関連しているという見解が持たれているようだ。

今年に入り、ビットコインは最高値から約55%、ビットコインキャッシュは約75%価格が下落。

また、昨年12月からビットコインキャッシュの時価総額は約85%減少している。

ChainAnalysis社経済専門家であるKim Grauer(キム・グラウアー)氏によると、ビットコインキャッシュの普及が遅れている理由は、BCH供給量の約56%がたった67つのウォレットに集中しているからとのこと。

また、この内の2つのウォレットが10,000 から 100,000 BCHを保有しているそうだ。

そのため、大量にBCHを保有している大口投資家がBCH決済量に大きく影響しているのではないかとGrauer氏は主張した。

原典:「‘Bitcoin Jesus’ Is Having a Hard Time Winning Over True Believers

ここまでの内容と考察

BCH決済量が減少しているというChainAnalysis社による今回の報告。

BCHが普及するにはもう少し時間がかかるかもしれませんね。

しかし、仮想通貨業界はまだ始まったばかり。

長期的な目線で仮想通貨の普及に注目していきたいですね。