仮想通貨市場が下落の中、ビットコインのシェアはこの2か月で高水準を記録!

ロジャー・バー氏、ビットコインキャッシュへの経済的支援を表明

仮想通貨市場は2月28日(水)に下落相場を記録、時価総額の高い主要通貨の価格は小幅な下落となった。ただその中でもビットコインのシェアは2か月間、高水準を記録している。

            

現在、仮想通貨市場の時価総額は4,524億ドルを記録しており、火曜日の4,596億ドル(約48兆円)から約2%減少している。

ビットコイン価格は11,000ドル越えの後に下落

2月28日(水)にビットコイン価格は上昇相場を記録し、11,000ドル(約117万円)の壁を越えるに至った。ただ間もなくして価格は400ドル(約4.2万円)以上下落し、現在は10,599ドル(約112万円)で取引されている。つまり1日で約1%の価格減少を意味している。

             

ただ対アルトコインで見たところ、ビットコイン価格は上昇している。そして水曜日の朝には、ビットコインの市場シェア(1,815億ドル)は12月以来初めて40%を記録し、投資家の資金がビットコインに還流していることが分かる。

イーサリアムの価格も市場の流れに沿う

イーサリアムの価格は水曜日、865ドル(約9.1万円)にまで下落。現在の時価総額は853億ドル(約9兆円)となっており、市場シェアは18.6%となっている。

EOSとIOTAは市場の流れに逆行

アルトコイン市場もまた価格下落を記録しているのだが、EOSとIOTAの2通貨はその流れに逆行している。

まず時価総額第3位のリップルの価格は3%の下落により1XRP=0.9ドル(約95円)となっている。また第4位のビットコインキャッシュは1,225ドル(約13万円)にまで価格下落を記録している。

また火曜日に唯一下落したライトコインは、下落幅をさらに更新。現在では1LTC=210ドル(約2.2万円)の値をつけている。

ただEOSとIOTAは対ドルで価格上昇を記録している仮想通貨である。時価総額第7位のEOSは3%の価格上昇、また第10位のIOTAも0.5%の上昇を記録している。

原典:「Bitcoin Dominance Hits Two-Month High as Crypto Market Declines

これまでの内容と考察

今回は仮想通貨市場全体が下落している中で、ビットコインの市場シェアが高まっていることについてでした。

12月から下落相場が続いている中で、40%以上のシェアを記録していることは投資家の信頼を引き寄せていると言えるでしょう。

たしかにビットコインの機能を上回る仮想通貨が、現在ではありふれています。ただその中でも「非中央集権型」仮想通貨を始めて実現したのがビットコイン。

なので仮想通貨市場の動きは、このビットコインの動きに沿ったものとなり、市場シェアもキープする可能性が高いと考えられます。

ただ最近リップルの動きが盛んで、サウジアラビアやインド、ブラジルといったあらゆる国でリップルが利用され始めています。リップルの送金ネットワークが2018年に入り、非常に高く評価されており、既に国の中央銀行や大手企業との提携話が数多くあります。

今後はビットコインだけでなく、リップルを購入しておくのも良いかもしれませんね。